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2020/11/16
冷えにはご用心!
今週は季節外れの暖かさがありますが、朝晩はめっきり冷え込むことも多くなってきました。患者様を診察していますと体調不良、めまいなどの方が増えてきた印象です。そういう方を診察していますと、女性の方で顕著なのですが「冷え」が原因となっている人が多く見受けられます。
「冷え」と一口でいっても、自覚的に冷えが分かっている人もいれば、診察や問診で初めて冷えが分かる人もいます。この「冷え」というのがやっかいでして、漢方的には気血水の巡りを悪くする大きな要因のひとつとなっています。
冷えに対する代表的な処方は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」ですが、頑固な冷えは残念ながら薬だけでよくなるようなものではありません。
日常生活の中に冷えの原因が隠れており、大きくは「運動不足」と「食生活」です。人間の体の中で一番熱を産生するのは筋肉であり、特に下半身の筋肉が重要となっています。全く運動していない人が冷えるのはある意味当然の結果であって、時間の無い中でもウォーキングなどを通して1日最低でも5000歩、できれば8000歩を目標にすると良いと思います。
また食生活で言うと生野菜の取り過ぎ(トマト、キュウリといった夏野菜は体を冷やします)、カフェインの取り過ぎが主な原因です。根菜類など体を温める野菜や、カフェインレスの飲み物などに変更して貰うことが重要です。
漢方治療は薬だけではなく、そういった生活習慣の是正も大きな柱の一つです。少しでもお役に立てれば幸いです。

2020/09/02
超私的な漢方処方解説~桂枝茯苓丸~
当院のブログのアクセスランキングをみているとダントツで一番多いのが「超私的な漢方処方解説~当帰芍薬散~」であり、1週間あたりでみると500以上のアクセスを頂いております。そこから察するに、やはり女性の方が漢方に非常に強い関心があるのではないかと推察し、今回は当帰芍薬散に続いて代表的な駆瘀血薬である桂枝茯苓丸について解説していきます。
桂枝茯苓丸は瘀血(西洋医学的に言うところの微小循環障害)を改善する代表的な処方です。科学的にもこの効果は証明されており、桂枝茯苓丸にて動物モデルで微小循環障害を改善したとの論文があります。
瘀血となると目の下にくまができたり、指先や唇の色が悪くなったり、舌の裏の静脈が張ってきたりします。またおへその下付近を圧迫すると痛みあるのも特徴的な所見です。
更年期障害や月経困難症など女性特有の疾患とも強い相関性があり、血の巡りをよくすると体調がよくなったりします。
構成生薬をみると桂枝、芍薬、桃仁、茯苓、牡丹皮からなり、芍薬と茯苓は当帰芍薬散とかぶります。重要なのは桃仁、牡丹皮であり、強い駆瘀血作用があります。それゆえに当帰芍薬散よりもより強い効果があるのですが、虚弱体質の人が使うと強すぎるので、ざっくばらんに言うと中肉中背くらいの人が使うとよい漢方薬です。
また微小循環障害を改善する効果が強いため、打撲後の皮下血腫などにも有効です。
注意点は牡丹皮が入っていることから、妊婦には禁忌ですのでご注意ください。

2020/08/17
超私的な漢方処方解説~葛根湯~
おそらく日本で一番有名な漢方薬、葛根湯。風邪薬の代表選手といったところでしょうか。風邪をひいて漢方薬といったらこれ!と思っている方もおおくいらっしゃるかと存じます。
では風邪=葛根湯なのでしょうか?半分は正解で半分は不正解です。葛根湯の適応のある人は①比較的体力のある人②風邪のごく初期③汗をかいていないの3つがポイントとなってきます。逆に言うと①~③が当てはまらないひとは飲まない方が無難です。体力の無い高齢者、風邪を引いて数日経過している、発熱して汗をかいている人は駄目です。
何故駄目なのか?を説明しようと思うとセミナーであれば最低1時間は欲しいくらいの内容なので今回は割愛しますが、葛根湯は万能な風邪薬ではないということは覚えておいても損はありません。また、①~③に当てはまる人は通常の風邪薬(ましてや抗生剤なんかより)よりよっぽどシャープに効いてきます。

2020/08/03
小川恵子先生のセミナーに参加してきました
先週末、金沢大学附属病院の臨床教授小川恵子先生のセミナーに参加してきました。小川先生は経方医学の生みの親である故江部洋一郎先生おお弟子さんで、経方医学をわかりやすく解説して頂きました。漢方といっても実は流派は様々あるのですが、経方医学は非常に難解なのですが一度理解してしまうと、これ以上納得のいくものはないのでは?と思うほど理論的に完成しているものです。
セミナー以外にも、耳鼻科領域の疾患などで色々ご教授頂きました。40歳までの耳鳴りだったら○○が一番だよとか、高齢者の○○には▲▲だよ・・とか。やはり専門家に習うのはとてもよいことですね。

2020/07/22
超私的な漢方処方解説~辛夷清肺湯~
ご好評頂いている(?)漢方処方解説、第4回は当院で最も処方数が多い漢方薬、辛夷清肺湯です(ちなみに第2位は当帰芍薬散)。ドラッグストアでも「チクナイン」という名前で売り出されているあれです。
副鼻腔炎に対して絶大な効果があります。構成生薬をみると石膏、黄笒といった「体の熱を冷ます」作用のある生薬が含まれており、強い抗炎症作用があります。通常、慢性副鼻腔炎(俗に言う蓄膿症)の基本治療はマクロライド療法が一般的であり、クラリスロマイシンという抗生剤を少量長期投与するというものです。当院でもこちらを基本治療としておりますが、残念ながらある一定の割合で効かない、治りが悪いと言った症例があります。そういった症例に対して辛夷清肺湯を試してみると、あれだけ頑固だった副鼻腔炎が1ヶ月ほどで治癒!なんて症例を多く目にします。
院長が尊敬してやまない大阪府高槻市の「いまなか耳鼻咽喉科」https://imanaka-jibika.com/ の今中先生も愛用する名処方です。
もちろん、万能なものではなく、特に「冷え」がある人には使えない処方ですので注意が必要です。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院は耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

このホームページは当院が提供する診療内容を可能な限りわかりやすくご説明するためのものです。皆様のご意見、ご感想をお待ちしております。

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