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2020/08/17
超私的な漢方処方解説~葛根湯~
おそらく日本で一番有名な漢方薬、葛根湯。風邪薬の代表選手といったところでしょうか。風邪をひいて漢方薬といったらこれ!と思っている方もおおくいらっしゃるかと存じます。
では風邪=葛根湯なのでしょうか?半分は正解で半分は不正解です。葛根湯の適応のある人は①比較的体力のある人②風邪のごく初期③汗をかいていないの3つがポイントとなってきます。逆に言うと①~③が当てはまらないひとは飲まない方が無難です。体力の無い高齢者、風邪を引いて数日経過している、発熱して汗をかいている人は駄目です。
何故駄目なのか?を説明しようと思うとセミナーであれば最低1時間は欲しいくらいの内容なので今回は割愛しますが、葛根湯は万能な風邪薬ではないということは覚えておいても損はありません。また、①~③に当てはまる人は通常の風邪薬(ましてや抗生剤なんかより)よりよっぽどシャープに効いてきます。

2020/08/03
小川恵子先生のセミナーに参加してきました
先週末、金沢大学附属病院の臨床教授小川恵子先生のセミナーに参加してきました。小川先生は経方医学の生みの親である故江部洋一郎先生おお弟子さんで、経方医学をわかりやすく解説して頂きました。漢方といっても実は流派は様々あるのですが、経方医学は非常に難解なのですが一度理解してしまうと、これ以上納得のいくものはないのでは?と思うほど理論的に完成しているものです。
セミナー以外にも、耳鼻科領域の疾患などで色々ご教授頂きました。40歳までの耳鳴りだったら○○が一番だよとか、高齢者の○○には▲▲だよ・・とか。やはり専門家に習うのはとてもよいことですね。

2020/07/22
超私的な漢方処方解説~辛夷清肺湯~
ご好評頂いている(?)漢方処方解説、第4回は当院で最も処方数が多い漢方薬、辛夷清肺湯です(ちなみに第2位は当帰芍薬散)。ドラッグストアでも「チクナイン」という名前で売り出されているあれです。
副鼻腔炎に対して絶大な効果があります。構成生薬をみると石膏、黄笒といった「体の熱を冷ます」作用のある生薬が含まれており、強い抗炎症作用があります。通常、慢性副鼻腔炎(俗に言う蓄膿症)の基本治療はマクロライド療法が一般的であり、クラリスロマイシンという抗生剤を少量長期投与するというものです。当院でもこちらを基本治療としておりますが、残念ながらある一定の割合で効かない、治りが悪いと言った症例があります。そういった症例に対して辛夷清肺湯を試してみると、あれだけ頑固だった副鼻腔炎が1ヶ月ほどで治癒!なんて症例を多く目にします。
院長が尊敬してやまない大阪府高槻市の「いまなか耳鼻咽喉科」https://imanaka-jibika.com/ の今中先生も愛用する名処方です。
もちろん、万能なものではなく、特に「冷え」がある人には使えない処方ですので注意が必要です。

2020/06/29
超私的な漢方処方解説~五苓散~
少し間が空きましたが漢方処方解説第3回目は五苓散です。
漢方の世界では「気血水」という概念があり、五苓散は「水」の異常に対する代表的な処方です。本来あるべき場所に「水」がなく、余計なところに「水」がたまってしまうのを是正する薬んです。「水」の異常があると頭痛、めまい、下痢、嘔吐、むくみといった症状を引き起こします。ドラッグストアでもアルピタンという名前で販売されており、二日酔いの薬としても有名ですね。小児科領域でいうとウイルス性腸炎に対しても使われています。
当院ではこの処方はめまいを中心に処方しておりますが、「天気が悪いと調子が悪い、頭痛がする」といったいわゆる気象病にも積極的に用いています。ずっと片頭痛だと思っていたが、五苓散を飲むようになってから頭痛がしなくなったという方もいらっしゃいます。梅雨のこの時期、何となく調子が悪いといった人にはよく効くかもしれませんね。

2020/05/26
超私的な漢方処方解説~補中益気湯~
今回は第2弾として院長も愛用している補中益気湯をご紹介いたします。
専門的には「中気下陥」に対する代表処方とされております。この「中気下陥」というのはわかりやすく言うと内蔵全体が重力にまけて下に下がったような状態です。結果として適応病名には胃下垂や脱肛といったものがあります。
ただこういう説明ですと「?」という感じになると思います。補中益気湯は一言でいうと「元気になるお薬」です。
何となく元気がない、疲れやすい(特に午後)といった症状には効果てきめんです。比較的甘くて飲みやすいので実はお子さんも飲めます。
昨年の日本耳鼻咽喉科漢方研究会において「滲出性中耳炎に対する漢方治療」と題して、補中益気湯の効果を報告いたしましたが1歳のお子さんでも飲んで貰っています。中耳炎がよくなった!のはもちろんですが、この薬を飲んでから風邪を引かなくなったといううれしいお言葉も頂いております。
昨今のコロナ騒ぎで免疫力を上げることが重要視されておりますが、補中益気湯はまさにその代表格と言えるのではないでしょうか。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院は耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

このホームページは当院が提供する診療内容を可能な限りわかりやすくご説明するためのものです。皆様のご意見、ご感想をお待ちしております。

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