漢方はスペイン風邪にも打ち勝った!
新型コロナウイルスのニュースで日常があふれかえっております。水戸市内でも患者が発生し不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
過去にはSARS,MERSといった感染症がありましたが、日本への影響はなく収束してしまいましたが、およそ100年前にスペイン風邪というのがいわゆるパンデミックを起こしました。
全世界的に猛威を振るったスペイン風邪はインフルエンザ(A/H1N1亜型)でした。当時の日本の人口5000万人のうち、およそ2300万人が罹患し約38万人の死者を出したと言われています。
その治療にあたって、漢方医浅田宗伯先生の一番弟子の木村博明先生は、初期から高熱を出す者に、柴葛解肌湯・大青竜湯などを処方し、多くの患者さんを救命したことは、有名です。
インフルエンザに漢方?と思われるかもしれませんが、エキス剤でもある麻黄湯は今ではインフルエンザに対する効能効果が認められており、実は馬鹿にした者ではありません。
新型コロナウイルスに対してどこまで有効か?というのは、エビデンスがないため何ともいえませんが、100年前に木村博明先生に学ぶところは多いかもしれません。