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2023/11/24
子供の発熱、咳はまずは小児科へ!!
急に寒くなったせいかいわゆる「かぜ症候群」の人が増えてきました。咽頭痛、鼻水、咳の3症状がそろっていればわかりやすいのですが、最近こまっているのが子供(乳児~未就学児)の「咳だけ」の患者さんです。中には「これって喘息?」とか「マイコプラズマ?」みたいな症例もあります。当院はあたりまえですが耳鼻咽喉科であり、小児科ではありません。別に診療拒否はしませんが、当院で対応できない患者さんがそれなりの数受診されており、処方などはせず小児科に戻ってくださいとお伝えして終わるケースが散見されます。中には「かかりつけの小児科で断られたので来ました」なんて人がいます。かなり極端なたとえですがハンバーガーが食べたくてマクドナルドにいったら休みだったので、すきやに行き「ハンバーガーください」と言っているようなものです。医療機関は医療機関でも専門分野があります。特に喘息やマイコプラズマに代表されるような気管支炎は小児科でしか検査、診察ができないこともあり、「とりあえず小児科いけないから、耳鼻科へ」は非常に危険な行為です。ご参考になれば幸いです。

2023/11/17
水戸医療センター地域連携大会に行ってきました!
先日水戸プラザホテルで執り行われた水戸医療センターの地域医療連携大会にスタッフとともに出席してきました。以前は水戸医療センター側として出席したことのある同大会ですが、今回は連携医の立場での出席でした。園部名誉院長の叙勲のお祝いも兼ねての大会でしたが、出席者が300名というかなり大規模なものとなっておりました。
6年間在籍したもっとも思い出のある病院ですので、以前の同僚の先生方にご挨拶するのはもちろんのこと、開業してからお世話になっている地域の先生方にもご挨拶することができました。特に水戸ブレインハートセンターの畑山院長にご挨拶できたことは、何よりの収穫でした。めまい患者の画像精査や急患の依頼をいつもご快諾いただいており、感謝を申し上げるとともにめまい患者の今後の対応についてもいろいろお話できました(お引き合わせ頂いた水戸医療センター脳神経外科加藤先生には感謝感謝です)。その他にも緒方内科循環器科の緒方先生はいつも書面でのやり取りでしたが、初めてお会いすることができました。
また水戸医療センターが行っている大型医療機器共同利用についても情報を得ることができました。CT,MRIなどもネットで依頼できると伺いましたので積極的に利用したいと思っております。

2023/11/06
38年ぶり!!アレのARE!!阪神タイガース2回目の日本一
昨日SMBC日本シリーズにおいて、阪神タイガースがオリックスバファローズを4勝3敗で下して見事38年ぶり2回目の日本一に輝きました。38年前は1985年、院長が小学校4年生の時です。当時はバース、掛布、岡田(今は監督ですね)がクリーンアップに君臨し、どちらかというと打力>>投手力で優勝した感じでした。今年は近年まれに見る投高打低の年だったこともありますが、「守り勝つ野球」をしたチームが強かったのかなぁ?と思っております。道頓堀にダイブした人もいるようですが、途中リーグ優勝はありましたが日本一は38年ぶりということもあって、さぞかしタイガースファンも溜飲を下げたことでしょう。関西シリーズということもあって関東では盛り上がりに欠けた?という噂も聞きますがリーグ優勝同士の日本シリーズは見応え満載の7試合であり、純粋に野球ファンとして試合を楽しむことができました。両チームの選手、監督、スタッフに感謝感謝です。
院長は残念ながら阪神ファンではなく、日ハムファンです。それも筋金入り。北海道にいってからファンになったとかそういうレベルではなく、オールドファンならご存じかもしれませんが江夏豊がファイターズにいたころからのファンです。当時は後楽園球場で巨人と同じホームグラウンドだったんですよね。新庄剛志が監督になって2年連続最下位で悲しい2年を送っておりますが、果たして来シーズンはどうなることやら・・・。エスコンフィールドでの胴上げを心待ちにしたいと思っております。

2023/11/01
無診察診療の恐怖!!これって法律違反です!
よくお問い合わせ頂く内容として「薬だけください」というのがあります。比較的ありふれたセリフにも感じますが、これはれっきとした医師法違反なんです。「症状変わらないからいいじゃん」とか「忙しいからダメですか?」といった意見があるのは重々承知していますが、やっぱりだめなものはダメなんです。とはいっても、「薬のみ」は実際にはあるのが現状です。当院もコロナ禍でどうしても受診ができない人には例外的に行っておりましたが、5類になった現在は原則禁止しております。例えば大病を患って入院または自宅療養をしていてどうしても薬がなくなってしまうなどは代理の人に受診してもら処方はしています(これは法律で回数制限はありますが認められています)。
このブログを書くきっかけとなったのあるめまい患者の症例です。起床時のふらつき、めまいにて受診されたのですが血圧の薬を飲んでいるにもかかわらず収縮期血圧(上の血圧)が150オーバー。平衡機能は異常はなく血圧のコントロール不良によるめまいと考えました。よくよく話を聞くと「診察はしてもらっていない。毎月薬だけもらっている」とのこと。管理がされていないのでコントロールが悪くなるのも当たり前ですし、医師がひょいひょい薬をだすのも問題ですが、患者さん自体がそれを容認していることも問題でした。まさかこれで高血圧の指導管理料とられてないよね?とかいろいろ妄想してしまっていますが、こればっかりはわかりません。
大事なことなのでもう一度書きますが「当院は薬だけください」はお断りしています。よろしくお願い申し上げます。

2023/10/30
超私的な解説~風邪薬ってなんだ?~
急に寒くなりいわゆる「かぜ症候群」の方が増えてきました。「早く治したいんで薬下さい」というかたも多く来院されております。さぁ、その風邪薬ですが早く治すモノなのでしょうか?市販の風邪薬を例に考えてみましょう。
最近でCMでよくみる「ベン○ブロック YA○UMO」を例にとります。HPによれば痛みをとる「イブプロフェン」、のどの炎症を抑える「トラネキサム酸」、抗ヒスタミン薬(=鼻水をおさえる)である「ジフェンヒドラミン」、痰を軟らかくする「グアイフェネシン」、咳止めの「デキストロメトルファン」と「メチルエフェドリン」、ビタミンとしてビタミンB2が入っています。他の風邪薬もそうですが「風邪薬は風邪を治すモノ」ではなく「風邪による諸症状の緩和」です。諸症状を緩和することで体力の回復を促し、免疫獲得しやすいようにしようというものです。
なので、インフルエンザに対するタミフルのように「抗ウイルス効果」は全くありませんので注意が必要です。たまにいるのが「風邪をひいたんで自宅にある抗生剤をのみました。抗菌効果あるかな?と思って」なんて人がいますが、99%間違いです。風邪はほぼほぼウイルス感染なので抗生剤は効きません。自己判断で抗生剤を飲むことは百害あって一利なしです。
よく○○医院で「風邪と言われて抗生剤もらったんです」という方もいますが、これに関しても??です。一昔前は何でもかんでも抗生剤を処方していたという黒歴史が日本にはあります。その名残なのか、はたまた風邪ではなく抗生剤が必要な状態なのではあるが、説明が面倒なので「風邪」と説明していた可能性もあります。ごちゃごちゃ書きましたが「風邪に抗生剤」というのは誤った考えであることはご理解ください。
では、「風邪を治す薬はあるのか?」というと・・・漢方薬だと思います。科学的に立証はされていませんが、漢方薬には抗ウイルスがあります。それは漢方に詳しい先生なら同じ考えだと思います。しかしながら「漢方薬どうですか?」とお勧めしても「え!?漢方?どうせ効かないんでしょ?」と怪訝な顔されやんわり拒否される方が非常に多いのも事実です。効かないと思っている人に出しても仕方ないので、その場合は通常の「風邪の諸症状を緩和する薬」をお出ししています。それはそれで間違いでは無いんですけど・・・。
本格的な風邪の季節が到来しています。皆さんは何を選択されますか??「漢方薬ください!」という患者さんが増えるといいなと思っております。





















当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。

当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。

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