なのはな耳鼻咽喉科からのお知らせ
- 2024/03/16
- AIチャットが導入されました
- 2024/02/01
- Qlife漢方に院長のインタビューが掲載されました!!
- 2024/01/15
- (超重要!!)2月1日から順番予約ノート廃止します
- 2024/01/13
- 1月16日午後は診療制限を行います
- 2024/01/12
- (重要)レーザー希望の方へ
新着ブログ
- 2024/03/13
- 超私的な疾患解説~良性発作性頭位めまい症 第2弾~
- 先日歌手の西川貴教さんが良性発作性頭位めまい症になったとのニュースがありました。当ブログでも以前大友愛さんがなったときにこの疾患についてのブログを書きましたが、やはり見ていると良性発作性頭位めまい症(BPPV)と誤診されているケースはあとを絶ちません。当然ながら診断基準があります。それは以下の通りです。
・頭位変化で誘発される回転性めまい・めまい出現時に眼振が認められる1)回旋成分が強い2)潜時があり減弱する3)反復により減衰・消失する4)頭位変化で眼振の方向が逆転する・蝸牛症状、中枢神経症状を認めない残念ながら巷では「頭位変換で誘発される回転性めまい」が独り歩きしており、誤診されるケースが多いのが現状です。めまい患者の頭を動かしたら症状が悪化するのは当然なわけです。例えば二日酔いの人の頭をガンガン動かしたら気持ち悪くなりますよね??それはBPPVではありません。ヤフコメをみていると「私もなりました!」とか「●●がいいですよ~」とかいろいろ書いてありますが、結構みていると「これは違うよね」というのが多いです。BPPVは後半規管型、外側半規管型、外側半規管クプラ結石症の3つに大きく分類されます。治療方法は頭位治療であり、薬物療法は耳石がなくなるわけではないのであくまでも補助的な治療です(当院ではほぼやっていません)。BPPVのタイプを判別することはなかなか耳鼻咽喉科医以外の人はできないと思っているので自己判断でエプリー法などの浮遊耳石置換法をやることはお勧めしません。肌感覚では2~4週間で治る人が圧倒的に多いですが、極めて稀ながら難治性で繰り返す人もいます。とにかく、、、自己診断はせず「良性発作性頭位めまい症かな?」と思ったら耳鼻咽喉科医の診察を受けることお勧めします。
- 2024/03/04
- お笑いコンビかまいたちの舌禍事件について思う
- 先日お笑いコンビかまいたちがあるテレビ番組内で薬剤師の服薬指導がいらないというような趣旨の発言があり物議をよびました。ようは「薬が早くほしいのに、症状を聞いたりするのは意味がない」的な内容です。まぁ正直わからないでもないですが、薬剤師の業務が処方箋をみてそれを袋詰めすることだけであれば6年間も大学に通い、国家資格をとる必要はありません。薬剤師さんは膨大な薬剤に関する知識を有しており、飲み方からほかの薬剤との飲み合わせをチェックするのはもちろん、この薬が本当に患者さんの症状とあっているか?を確認する必要があります。おかしなところがあれば疑義照会といって処方箋を出した医師に確認する必要があります。その後SNSで炎上したため濱家さんは謝罪をしていましたね。
耳鼻科でいうとこの時期は花粉症のため普段病院に来ない人が病院にきます。花粉症の人は「とりあえず薬ください」というのが本音なのでしょうが、診察室でも「医師の診察いらない」的な雰囲気の人が結構います。例えばこんな感じです。パターン1 医師:今日はどうしましたか? 患者:花粉症の薬ください一見普通の会話ですが、医師は症状を聞いています。「花粉症の薬ください」の前に「花粉症で鼻と目がつらいんです」が隠れているとは思っていますのでこの手の会話は慣れましたが…パターン2 医師:こんにちは、〇〇さん 患者:花粉症の薬くださいこちらは挨拶しています。会話として成立していません。そんなに食い気味に来なくても大丈夫です。パターン3 医師:こんにちは 患者:●●(薬の名前)を■■(日数)くださいこれは完全にアウト。会話としてもおかしいですし、処方内容や期間は医師が判断するものです。クリニックでは鼻の所見や患者さんの症状、生活スタイルなどから処方を決定しています。よく花粉症のセミナーでも話すことですが、薬を何出してもよいものではありません。人それぞれ薬の相性や必要不必要が必ずあります。問診や診察はそれを決定する大切なプロセスです。もし、そういったプロセスはいらないよ!という方はドラッグストアなどでご自身で薬を購入されたほうが楽です。余計な事(と思っている)ことは聞かれませんので。今日も天気予報では花粉がかなり飛ぶようです。外来も混雑するため待ち時間が多くイライラしてしまうのもわかりますが、当院では「花粉症治療といえばなのはな」と言っていただけるよう丁寧な診察を心がけております。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
- 2024/02/28
- 当院ではゾレアはやってません!舌下免疫療法もまだ再開できません!
- 昨日「カズレーザーと学ぶ」で花粉症といえばこの人という日本医科大学の大久保先生がご出演されていました。花粉症に対する最新の知見をわかりやすく解説されており、大変勉強になりました。その中で花粉症の最強に治療薬と謳っていたゾレアについてですが、当院では行っておりません。テレビをみて問い合わせが増えるのでは?と思ったので再度ブログという形ではありますが、告知させていただきます。
また問い合わせが多いスギ花粉症に対する舌下免疫療法ですが、先日メーカー側から書面が届き、特別な施設を除いてはまだ供給ができず、2025年ころになるとの見通しという内容でした。ご希望の方が大変多いのは承知しておりますが、ない袖は振れません。新規受付を開始する際には必ずHPで告知いたしますので、今しばらくお待ちください。強風のため花粉の飛散量が増えております。それに伴い外来も混んできましたがネット予約をとってもかなり遅れて来院する方が散見されます。10番以上遅れますと番号取り直しになりますのでご注意お願いいたします。
- 2024/02/19
- 第20回北関東摂食嚥下研究会に参加してきました
- 昨日つくば国際会議場で行われた第20回北関東摂食嚥下研究会に参加してきました。一応世話人をやらせていただいているのですが、世話人になった当初はCOVID19の関係でウェブ開催のみであり、実際に世話人としてリアルに参加するのは初めてでした。世話人の先生方とはZOOMでしかあったことのない方々ばっかりであり、まぁまぁ緊張しましたが暖かく迎えて頂きました。今回は管理栄養士の先生方のご発表が多く、訪問での栄養管理についての日々の現場の工夫などを勉強することができました。当たり前の話ですが食事がいかに大切かがよくわかりました。3年後くらいに幹事をやりそうな雰囲気なので、これからさらに勉強していく必要がありそうです。
研究会後は懇親会があり、世話人の先生方といろいろ交流することができました。写真は志村大宮病院のリハビリテーション科の大仲先生(一番ひだり)と茨城県言語聴覚士会の会長でもあり、日立市議会議員でもある磯野先生です。大仲先生とは初対面でしたが、磯野先生とは水戸医療センターからの付き合いであり、また一緒に仕事をさせて頂くことになりました。もう一枚は群馬の坂倉先生とのツーショット。開業の先生なのですが地域で嚥下リハビリを頑張っているすごい先生です。こういう研究会にでると一層モチベーションがあがります。まだまだ地域との連携ができておりませんが、これを機会に少しずつ広げていければよいなぁと思っております。
- 2024/02/13
- もう花粉は飛んでいます。今からでは遅いかも…
- 気温があがり花粉が飛びそうな天気になってきました。道路沿いのスギもかなり赤くなっており大量飛散がそろそろきそうです。今朝の天気予報では今週木曜日に大量飛散が予想されており今年一回目のピークがきそうです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6491397すでに初期治療(症状が出る前からの治療)を行っている患者さんはよいのですが、これから薬を飲もうと思っている人はまたつらい時期がきそうです。当院に来たことがある人はご存じかもしれませんが「花粉症の症状がでる2週間くらい前から飲みましょうね」と初期治療の重要性を常に説明してきました。とはいってもなかなか来ない人が多いのも現状ではあります。旗日も多く、外来がこれから2週間は大変混雑することが予想されます。2月1日から駐車場の混乱を避けるためネット予約優先としております。無断キャンセルはほかの患者様のご迷惑になりますので絶対にしないようお願いいたします。
院長紹介
ようこそ当院のホームページへ
なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。