インフルエンザにも漢方が効く?!
今朝の情報番組でも放送されていましたが、インフルエンザが全国的に流行の兆しをみせています。最近は寒暖の差が激しいせいか体調を崩されてくる患者様も多く見受けられます。38度以上の発熱、咽頭痛というと耳鼻科領域では扁桃炎かインフルエンザというのが定番です。扁桃炎はみれば大体わかりますが、インフルエンザは検査での陽性反応が必須です。
発熱してから時間がたっていないと、偽陰性といい「インフルエンザなのに、インフルエンザではない」という判定結果が出てしまいます。臨床症状と周りの状況(身内でインフルエンザの患者がいるなど)から、抗ウイルス薬(タミフル、イナビル、ゾフルーザなど)を出す場合もありますが、副作用の考えると、判断に迷うこともあります。
その際有用なのが、麻黄湯です。個人的には急性期のウイルス性疾患(=風邪)の特効薬であると思っています。インフルエンザはもちろん、手足口病などにも効果があります。
インフルエンザかもしれない、でも発熱して時間がたっていないから・・・という場合、麻黄湯は特殊な場合をのぞき、安心して出せる薬です。