学校検診が始まりました
6月にはいり例年どおり学校検診(耳鼻科検診)が始まりました。6月1日は水戸特別支援学校、8日は寿小学校、吉沢小学校の検診を行い6月15日には笠原小学校・中学校にいきます。
今年の耳鼻科検診では異常に耳垢がつまって鼓膜が見えない児童が多いです。以前までは10人に1人くらいの割合で耳垢がつまっているくらいでしたが、今年は倍近い割合です。しかしながら検診で耳垢を指摘されても耳鼻科を受診しないで放置している家庭が多いのも事実です。検診の返信率は50%くらいらしいです。耳鼻科検診で指摘されること(耳垢、アレルギー性鼻炎、中耳炎、副鼻腔炎など)は命に直結するものではなく、そもそも耳鼻科に
行くのが面倒といういのもあると思います。学校側としても強制力はないので、最終的には各家庭の判断になりますが例えば耳垢がつまった状態でプールに入ると外耳炎になったりすることがあり、たかが耳垢されど耳垢といえます。
ちなみにこちらの担当外の学校ですが自覚症状のあまりない副鼻腔炎を指摘され、レントゲンを撮るとかなり重度の副鼻腔炎だった!という事例を複数経験しています。あの短時間の診察で副鼻腔炎を見抜くK先生の慧眼には尊敬の一言です。