超私的な解説~インフルエンザ予防接種はやるべきか?~
10月も終盤に差し掛かり、インフルエンザ予防接種を受ける方が増えてきました。一方で「夏にインフルエンザにかかったから予防接種やらない」という方も多いようです。今シーズンは予防接種開始前にインフルエンザが流行するという人類が経験したことがない事態が起こっており、インフルエンザに罹患した人が予防接種をやるべきか?やるとしたらいつか?という疑問が常にあります。
そんななか昨日8月にインフルエンザに罹患し、39度の発熱があり発熱外来を受診。抗原検査でインフルエンザAという診断がでた方がいらっしゃいました。同一シーズンでA,B両方にかかる人はみたことがありますが、A型2回目は初めての経験です。夏に流行したインフルエンザと今流行っているインフルエンザでは同じA型でも型が異なっている可能性があります。
ここからは個人的な考えなので、参考程度に読んでもらえればありがたいのですがインフルエンザ予防接種はやったほうが良いと思います。夏と冬とでインフルエンザの型が違えば夏にかかって免疫持っているということにはならないからです。無論予防接種をしてもかかる人はかかります。でもやらないよりよいかな?というのが今のところの考えです。ご参考になれば幸いです。
ちなみにお知らせでも書いて警告したのですが、いまだに予防接種無断キャンセルが後を絶ちません。予約しても無断キャンセルしてもOKという文化は日本にはないはずなのですが…。当院では無断キャンセルの方は同一シーズンの予防接種はお断りしております。よろしくお願い申し上げます。