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2021/04/14
漢方は病気に対してだすのではありません!人に対して出すものです
当院の特徴でもある漢方治療ですが、よく患者様からこういったご質問を受けます。「ネットで○○っていう漢方薬調べてみたんだけど、この薬であってるんですか?」。
例えばめまいで来た患者さんに補中益気湯という薬だす場合があります。この薬ですが、効能効果を調べると「夏痩せ、病後の体力増強、胃下垂、結核証・・・」等と書いてありめまいに関する記載はありません。
漢方薬は一応、適応する保険病名がありますが極端な言い方をするとその病名は合ってないようなものです。漢方は症状以外にも「気血水」や「五臓六腑」「六病位」といった独特の物差しをもちいて診断します。前述の補中益気湯ならば気虚、中気下陥の人に用いますが、残念ながらこちらは保険病名としては記載されていません。そこで混乱を生じてしまうのです。
西洋薬は「病名」に対して処方しますが、漢方薬は一概にはそうではありません。まだまだわかりづらい漢方薬ですので、何かご不明な点があれば医師まで遠慮無くご質問ください。

2021/04/03
今更ですが徹底解説~こどもの鼻水・後編~
子供の鼻水の徹底解説後編、今回は薬物治療についてです。よくあるシチュエーションとしては「風邪だと言われて抗生剤をもらった」というものです。さて、この状態は正しいのでしょうか?
風邪というのは「鼻水、咳、咽頭痛」の3症状が同時期に同程度起こった状態と思って下さい。風邪の原因となるものはほぼほぼウイルスです。抗生剤は○○菌にしか効かないので、ウイルスに対しては無効です。風邪症状で病院を受診し抗生剤をもらうと安心感があるかもしれませんが、正直微妙です。風邪に対する特効薬はないので、症状を緩和する薬(カルボシステイン、アスベリン、抗ヒスタミン薬など)を組み合わせて処方するのが基本です。8~9割くらいはこれで治ります。鼻症状の軽症例に対しては最初から抗生剤を出さないのが基本です。
では、抗生剤を出すのはどういう時か?個人的にはひとつの目安として発症して1週間以上軽快しない場合と考えています。あとは前回の保富教授の解説にもあるように中等症以上であれば初診時から抗生剤を投与します。この見極めができる医師がお子さんにとって良い医師ではないかと考えています。
抗生剤の使い方も重要です。基本となる薬はアモキシシリン(AMPC)です。いわゆる第3世代セフェム系の抗生剤が流行った時期もありましたが、感染症の権威である筑波大学の人見教授もおっしゃっていましたが、あまりお勧めしないそうです。アモキシシリン無効例に対しては状況に応じて他の抗生剤を使い分ける必要があります。抗生剤の服用歴や保育園に通っているか?などを考慮して処方する必要があります。
たかが鼻風邪、されど鼻風邪。子供の風邪症状はいかに鼻症状をコントロールできるかが勝負です。鼻症状で困った際は是非耳鼻科を受診して下さい!

2021/04/02
開業2周年を迎えました
昨日4月1日をもってなのはな耳鼻咽喉科は開業2周年を迎えました。2年目は緊急事態宣言の真っ只中であり、いわゆる「受診控え」の影響をもろに受けた格好での船出となりました。そんな中でやれることはすべてやろうと思い感染対策として①ドライブスルー方式での発熱患者の診察システムの構築②アクリル板の設置、スタッフ全員のゴーグル・眼鏡の着用③顔認証型の体温計の設置④呼び出しベルシステムの導入⑤再診患者専用のオンライン診療Curonの導入とやって参りました。
2年目の特徴としては炭酸ガスレーザーを正式導入したことです。下鼻甲介レーザー手術は100件以上施行し、概ね好評です。レーザー手術を受けたかたは「今年は花粉症が楽です」とうれしいお言葉を多く頂戴いたしました。学会活動はすべて中止となってしまったのですが、Webでのセミナーとして漢方関連3回、アレルギー性鼻炎関連1回をやらせて頂きました。また執筆活動としては漢方スクエアに「めまい」と「アレルギー性鼻炎」で計5回にわたりコラムを掲載させて頂きました。
そんな2年目でしたが皆様におかげで約6000名の新規患者登録があり、診察券のIDも15000番を突破いたしました。「なのはなさんが良いって聞いたから来ました!」という言葉は何よりも励みとなっております。まだまだコロナ禍が続くと思われる3年目となりますが、少しでも安心して受診できる環境を作り、満足のいくような医療を提供できるようスタッフ一堂開業した2019年4月の初心を忘れないよう診療にあたっていく所存です。

2021/03/26
今更ですが徹底解説~こどもの鼻水・前編~
当院は周り子育て世代のご家庭が多いせいか、小さいお子さんの患者さんが多く来院されています。その主訴の大半が「鼻水」です。中耳炎を示唆するような「耳が痛い」お子さんよりも圧倒的多数を占めています。開業3年目を迎えるにあたり、当院での治療方針なども含めて解説いたします。
まず、とにかく大事なのが「鼻処置」です。たかが鼻水を吸うだけと思うかもしれませんが、鼻水の量や性状を診ています。また処置後の鼻粘膜の性状(色や腫れ具合)をチェックします。こうすることで感染なのか?アレルギーなのか?感染でも抗生剤をしようするべきか?などを判断しています。
和歌山県立医科大学の保富教授も書かれていますが、膿汁の排泄を促すと言う点からも鼻処置の重要性は指摘されております。クリニックによっては毎日かよって鼻処置をしてネブライザー治療を勧めているところもありますよね。これは実は理にかなった治療法であり、本来ならば全員にお勧めしたいところなのですが、通院の手間などを考えると現実的では無いため重症例以外は自宅での鼻処置(鼻水の吸引)をお勧めしております。
まぁ、正直なところ鼻処置をするとお子さんは大抵泣きますし、暴れるし耳鼻科嫌いになる一つの要因になってしまうかもしれません。しかしながらこればっかりはやらないと何も始まらないですし、適切な治療ができないので親御さんにおきましてはご理解を頂ければ幸いです。
次回は後編として「こどもの鼻水の薬物治療」について解説いたします。

参考
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1411201319

2021/03/17
オマリズマブ(ゾレア®)注射って知ってますか?

花粉症シーズンも終盤にさしかかってきました。スギ花粉症については桜が満開となれば収束するのでもう少しですが、ヒノキ花粉はこれからがピークなので、まだまだ花粉症の人にはつらい時期が続きます。通常アレルギー性鼻炎(花粉症など)については抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬、ステロイド点鼻が基本治療となり、当院ではそれでも駄目な場合には漢方薬を併用することで治療効果を高めています。ただ、それでも駄目な場合や鼻症状以外にも眼症状、皮膚症状のコントロールが悪く難渋するケースもあります。そこで今新しい治療としてあるのが抗IgE抗体を用いた治療です。概要は下記に示すとおりであり、丸福などがないとかなり高額な治療となり、効果も期間限定というものです。当院ではまだ実施していないのですが、ご希望の方がいらっしゃいましたらしかるべき検査を行い、実施期間への紹介が可能です。ご興味ある方は医師にご相談ください。

ちなみに漢方薬で根本的にアレルギー体質を改善する試みも行っております。こちらに関しては明確なエビデンスがありませんが、かなりよい成績を上げている施設もあるようです。こちらについてもご興味ある方はご相談ください。

①対象は12歳以上で、4週間ごと(又は2週間ごと)に最大計3回注射します(2-5月に行います)。

②今シーズン、従来の治療法(内服治療+点鼻治療など)で1週間以上治療し、コントロール不良な方が対象となります。

治療の前に、総IgE値とスギ特異的IgE値を測定する必要があります。

(直近の総IgE値と体重で投与量が決まります。総IgE値が異常高値の場合や、スギ特異的IgE値がClass 2以下の場合は適応となりません)

3割負担で、7088円〜55788円/月かかります。

(総IgE値と体重により投与量がかわります)

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院は耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

このホームページは当院が提供する診療内容を可能な限りわかりやすくご説明するためのものです。皆様のご意見、ご感想をお待ちしております。

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