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2024/09/10
虎ハンター小林邦明氏死去…
https://news.yahoo.co.jp/articles/495631bc574656b9e6bfd0e497e9368a21d79c42

新日本プロレスで活躍したプロレスラー小林邦明氏が9日になくなりました。68歳という若さです。「虎ハンター」という言葉は初代タイガーマスク(佐山聡)のライバルだったことに由来しますが、院長はその時代はよく知りません。どちらかというと平成維震軍での活躍が非常に印象的です。平成維震軍というと越中詩郎とか木村健吾が有名なのですが、小林邦明もいぶし銀の活躍でした。特に決め技であるフィッシャーマンズスープレックスは今思い出しても美しい技です。現代プロレスでは打撃系の決め技(レインメーカーやハイフライフロー、ボマイエ、GTO・・・)や頭部をマットにたたきつける系(デスティーノやツームストンパイルドライバーなど)が隆盛ですが、スープレックス系はそのまま3カウントとりに行くので観ていて美しいです。馳浩のノーザンライトスープレックスとかも好きでしたね…。
一時代を築いたレスラーがまた一人旅立ちました。プロレスラーは過酷なのか短命な方が多いですね。ご冥福をお祈り申し上げます。
フィッシャーマンズ・スープレックスを辿る旅~小林邦昭編 ...

2024/08/21
またまた抗生剤のお話
コロナやインフルエンザがいまだに流行しており、発熱外来も常に満員の状態です。そんななか扁桃炎などでの受診も増えてきた印象です。扁桃炎などになると抗生剤を処方されるケースが多いのですが、それを飲み切らない人が多数いるようです。治ったからいいや~と思うのかもしれませんがそれは大きな間違いです。特に耳鼻科で頻用されるペニシリン系やセフェム系はTAM(Time above MIC)が大事であり、最少発育阻止濃度(=有効血中濃度と捉えてもOK)が長ければ長いほど効きます。医師は5日分とか7日分とか適当に出しているように見えますが、ちゃんと症状と炎症の程度から必要な日数をだしています。なので…飲み切らないとダメです!!中途半端に飲むと、耐性菌を生み出します。かなり前のブログでも書きましたが、薬剤耐性菌は今後世界的な問題になるといわれています。たかが抗生剤とは思わず、医師の指示通りの内服をつよ~くお勧めします!!!

2024/08/06
これでいいのか?風邪症状をオンラインでみるのは無理!!
COVID19がかなり猛威を奮っており、インフルエンザや手足口病まで流行る始末です。当然咽頭痛や風邪症状を主体として受診する患者さんも増えてきました。そんな中、これは問題では??という患者さんがいらっしゃいました。
発熱があり市内の発熱外来を受診。抗原陰性とのことで解熱剤のみ処方。熱は下がりましたが、痰がらみの咳が続き眠れないとのことで都内のオンライン診療をその患者様は受けました。それで処方されたのがトラネキサム酸、カルボシステイン、デキストロメトルファンの3つ。薬を知っている人はすぐにわかりますが、市販の総合感冒薬に含まれている成分を出されただけです。当然治るべくもなく当院に来院。結果は重度の副鼻腔炎であり、大量の鼻水を飲み込んでいることにより咳が止まらない状態であり、抗生剤も含めてかなりしっかり処方をしました。
「咳」と一口にいってもいろいろ原因があります。咳が出ているから咳止めという治療も決して悪くはありませんが、原因を特定しないで処方するのってどうなんでしょう??この患者さんの場合、後鼻漏が原因なので咳止めは無効な症例でした。それをオンライン診療で診断するのはほぼ不可能でしょう。オンライン診療自体は否定はしませんが、すくなくとも風邪症状(=上気道炎)については、正直お勧めできません。どうしても無難な処方になりがちですし、喉みたり胸の音聞いたり、ファイバーでのどや鼻をみることはオンラインでは無理なので…。

2024/08/05
今日も土用の丑の日!骨が刺さったら即耳鼻科に行きましょう
本日は今年2回目の土用の丑の日です。7月24日も土用の丑の日でしたが、その前後に「ウナギの骨が刺さった」とのことで5名の患者さんがきました。皆さん舌根部(舌の付け根)に骨が刺さっておりファイバー下に摘出しました。すぐ来る人もいれば「とれると思って様子を見ていた」とのことで2日あけてから来た人まで様々です。2日以上あけると骨が刺さっていても、粘膜の下に埋まってしまい見えなくなるリスクがあります。幸いその患者さんはギリギリみえたので何とか取れましたが…。
巷であふれている「ご飯を丸呑み」というのはハイリスクなので絶対にやらないようにしてください。骨が刺さったらあきらめてさっさと耳鼻科に来るのが勝ちです。ウナギには骨がちゃ~んとありますので注意して皆さん召し上がってくださいね!!

2024/07/28
今中先生一周忌に想う
昨年7月28日に今中先生が鬼籍に入られました。思い返すとあっという間の1年でもあり、長い1年であったような不思議な感覚です。今中先生との出会いなどについては以前のブログで書いたので割愛しますが、本当に惜しい人をなくしました。
漢方の世界には口訣といって先人の言葉をまとめて教科書みたいにする習慣があります。今中先生との会話やラインのやりとりは半分はゴルフ関係でしたが、もう半分は漢方の相談でした。その中でも印象深い言葉を書き残してみたいと思います。
「先生、今の日本漢方は五臓六腑を軽んじてるからあかんのよ」
漢方には診断に相当する「証」というのがあります。いろいろな診断方法があるのですが代表的なのが「気血水」という物差しです。気虚、気鬱、気逆、瘀血、血虚、水毒の6つで病態を表します。院長も最初は気血水から入ったので、証=気血水で表すことがほとんどでした。今中先生の教えを受けるようになってから五臓六腑の概念を取り入れるようにしており、今中先生がこだわっていた「補土生金=脾を補い、肺を助ける」治療を実践できるようになりました。例をあげると副鼻腔炎に対して辛夷清肺湯で直接治しにいくのではなく、黄耆建中湯でゆっくり治していくといった具合です。
「花粉症はⅠ型アレルギーを起こす邪が原因なんよ」
花粉症の原因としては寒邪とか風邪(ふうじゃって読みます)とかいろいろ言われておりますが、今中先生的にはそんなんじゃなくて、別の概念が必要と考えていたようです。今中先生の花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療方法は院長も初期からかなり参考にしており、虎竜湯(=五虎湯+小青竜湯)は伝家の宝刀として使わさせて頂いております。
10月には今中先生の大好きだった日本耳鼻咽喉科漢方研究会がまた開かれます。「?」と思うような演題には容赦なく質問していた今中先生がいない研究会が2回目です。去年は流石に寂しかったです、やっぱり。でも皆先生のこと忘れてないよ!遠くの空から見守っていてくださいね、先生!!

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
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漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

当院は第2種協力指定医療機関であり、受診の有無にかかわらず発熱患者の受け入れを行っております。

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