2022年スギ花粉飛散予測第一報がでました。
昨日日本気象協会から2022年のスギ花粉飛散予測第一報がでました。それによりますと例年に比べてやや多く、昨年に比べると多いというものでした。スギ花粉は夏の気温や日照時間によりおおよその飛散量が予測できます。今年の夏は比較的暑かったこともあり多いと予想されているようです。一方で、2021年に比較的多く飛んだので来年はそれほど飛ばないのでは?と予想している機関もありますが、少なくとも平年並みまたはそれ以上飛ぶと思っておいたほうが良さそうです。2021年のスギ花粉は天皇誕生日前後に記録的飛散量を認め、それにともない患者さんの数も激増し、症状が激烈に出て苦労された方が多かった記憶があります。来年のスギ花粉症を乗り切るための対策は昨シーズンの経験から以下の3つです。
①初期治療をちゃんとやる:症状が出る前から治療を開始するものです。1月末~2月初旬には内服を開始するとピーク時の症状がかなり軽減されます。
②舌下免疫療法:今からだと遅いかもしれませんが、開始後半年以上経っていれば症状は軽減されると思います。
③下甲介粘膜レーザー焼灼術:年内に施行することで効果に個人差はありますが、鼻症状が楽になります。
一番手っ取り早いのは①の初期治療です。そうはいっても症状が出てからじゃないとなかなか来てくれないのですが・・・。皆様早めの対策をお願いいたします。③のレーザーについては今後駆け込み需要も増えると思いますので、早めの来院をお願いいたします。