ついに東京都でスギ花粉の飛散が発表になりました!
寒い日が続いており、雪も降ったりで花粉の飛散が遅れていますが、ついに東京都で花粉の飛散が気象庁より発表されました。茨城県でも数日中には発表されると予想されます。当院開院後、3回目の花粉症シーズンを迎えておりますが過去2年に比べると、ひじょ~に外来が空いております。オミクロン株流行による受診控えの可能性もありますが、花粉症の患者さんが少ない印象であり例年の7割も来ていません。おそらくはスギ花粉のピークが3月上旬と勝手に予想しておりますが、昨年もそうでしたがとにかく大事なのは「症状が出る前からの治療が有効」ということです。
専門用語では初期治療と言われ、科学的には「最小持続炎症」というものをコントロールすることでピーク時の症状を緩和するというものです。すこし難しい話になりますが、症状が出ない程度の花粉に曝露され続けていると、その後の花粉曝露に対しての反応が強くなってしまうというものです。たとえが適切かは分かりませんが、ボクシングでいうならば序盤に左ジャブを大量にもらっていると、後半にダメージが蓄積されてしまい右ストレート一発でノックアウトされてしまう!といったところでしょうか。ボクシングの世界でも「左を制するものは世界を制する」と言われています。花粉症をそれにあてはめるならば「最小持続炎症を制する者は、花粉症を制する」となります。
初期治療は花粉飛散の2週間前からが推奨されています。「今年は大丈夫だと思ってました・・・」とならないように早めの治療をお願いします。