幼児の発熱は要注意!
水戸市内では毎日500人近い陽性者が報告されています。一方で当院の発熱外来は以前ほど混み合う様子も無く比較的余裕を持ってここ数日は予約ができている感じです。陽性者登録センターができたせいかな?と勝手に想像しております。陽性者登録センターは市販の抗原検査キットでも陽性がでた場合は登録可能ですので、症状が無く重症化リスクのない若い方であれば問題なく運用できると思っております。
そんななか、最近ニュースでもとりあげられていますが昨年同様RSウイルスが流行の兆しをみせてきました。年齢的には保育園に通うような年齢のお子さんに多く、発熱・咳・鼻水といった症状があります。軽症であれば問題ないのですが重症化すると気管支炎・肺炎に移行することがあり、注意が必要です。当院の発熱外来の問い合わせでも「かかりつけの小児科に連絡したら、発熱外来の予約がいっぱいなので連絡しました」というものが散見されます。当院でも多少は幼少時の診察はできますが、残念ながら小児科の専門医でもなんでもありません。RSウイルス感染症の診断・治療はできません。抗原検査をやって「コロナじゃないですね」までとなってしまいます。5歳未満の発熱+咳の場合は、濃厚接触者とかで新型コロナウイルス感染症が疑わしい場合はともかく、それ以外の場合はまずは小児科受診を強くお勧めします。