ブログ新着ブログ

一覧はこちら

2024/04/07
COVID19陽性患者が増えてきました
当院ではプレバブにて発熱外来として発熱患者の診察を行っております。3月はほぼほぼ発熱患者はインフルエンザB型であり、あとは扁桃炎だったりしていたのですが、4月にはいり急にCOVID19が増えてきました。COVID19なので2019年に流行した新型コロナウイルス感染症ですが、4年たっても未だに収まる気配はありません。面倒なのはインフルエンザのように季節性ではないこと、感染力が強いこと、嗅覚障害などの後遺症が未だにあること、高齢者がかかると重症化することなどです。厚生労働省的には5類感染症なので、「そんなに気にしなくていいよ」的な扱いなのでしょうが、一方では当院も指定されている第二種協力指定医療機関の指定要件には「受診する者同士が限りなく接触することなく、診察することができるよう…」とあり、コロナ前のような熱があって咳をゴホゴホしている人が待合室にいても大丈夫ですよとは言っていません。
結局ダブルスタンダードなことを偉い人が言っているので、結局のところ「風邪症状は院内ではみない」とか「検査はするけど、診察はしないで問診のみ」とかいう病院が出てきてしまっています。病院サイドとしても「院内感染を起こして、医師やスタッフがかかったら困る」というのが念頭にあると思われます。
当院では「診なきゃわからない」をモットーにしておりますが、4月からは発熱患者診察時に認められていた加算がなくなり、発熱患者診察時にかかるコスト(ガウン、手袋などの費用、医療ゴミ廃棄の費用、プレハブの維持管理費など)は持ち出しとなっております。経営者的な視点で言えば、発熱外来をやることはリスクでしかないのですが、耳鼻咽喉科という上気道感染の専門医としては発熱外来の継続は義務だと勝手に思っていますので、細々とではありますが、やっていこうと思っております。
大事なことなのでいいますが「まだコロナはいます」。そして結構な勢いで感染します。発熱したときは自宅でも良いので抗原検査を行い、陰性を確認してから出社するなり学校に行くのがよいです。明日からは入学式を控えているところも多いと思います。入学早々、学級閉鎖にならないよう油断しないことが大切です。
最後に、このブログは絶対に厚生労働省の偉い人はみてないと思いますが、もう少し頑張っている医療機関を評価するような施策をとってくれるとありがたいです。でないと地域医療が崩壊しますよぉ、、、きっと。

2024/04/01
開業5周年を迎えました!
まだ平成だった5年前の4月1日になのはな耳鼻咽喉科は開業いたしました。初日の来院患者数は62名。今では考えられませんが、忙しすぎて当時の記憶がありません。記念すべき最初の患者さんはOさん。今でも元気に通ってきてくれています。その後コロナ禍に見舞われ、マスク・アルコール不足に悩まされ、今では笑い話ですが「コロナがあれだったんで…」の受診控えによる患者激減。発熱外来の設置、コロナ対応やワクチン接種と一通りやれることは全部やりました。家族やスタッフ本人がコロナにかかり出勤できなくなり、院長とスタッフ3人の計4人でクリニックをまわしたこともありました。
そんな怒涛の5年間でしたが、開業初年度のスタッフと、新たに新戦力となる経験豊かな看護師さんを一人迎え、充実した陣容となり無事開業5周年を迎えることができました。
当院ではDX化を勧めており、自動音声によるガイダンスやHPにAIチャットを導入しました。また2月からは予約システムを大幅に変更し8時からと13時半からのWEB予約優先のシステムに変更しました。繁忙期の名物(?)だった土曜日の駐車場渋滞が解消され、朝早く寒いうちから並ぶことがなくなり、ドラスティックなシステム変更ではありましたが概ね好評と考えております。また今後、夏頃までには自動精算機の更新に合わせてクレジットカード決済の導入を予定です。
6月からの診療報酬改定では、今風で言う「エグい」改革がされており、開業医にとっては保険点数が軒並み下げられつらい改定になりました。これについては書き出すと長くなるので、別のブログでゆっくり書きたいと思います。
色々書きましたが、開業医としてはまだまだひよっこの5歳。これからも皆様に愛され頼りにされる、そんなクリニック作りを今後ともスタッフ一同目指して日々診療にあたりたいと思っております。なのはな耳鼻咽喉科を今後ともよろしくお願いします。

2024/03/23
診察券ID番号が30000人を突破しました!
花粉症が後半戦に差し掛かっております。そろそろ外来がすいてくるかなとも思っていましたが、予想外に患者様が多く来院されております。そんな中ついに昨日診察券のID番号が30000を突破いたしました。20000を突破したのが2022年4月なのでおよそ2年かけて10000人の新規患者さんが来院されたことになります。要因としては周辺に宅地造成が進み人口が増えていることと、近隣で2つ耳鼻科が閉院したことが考えられます。新規患者さんが増えることは当院にとってはうれしいことなのですが、診療のキャパシティには限界があり午前診療に関しては受け入れ人数を制限せざるを得ない事態になっておりますが、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
外来はまだまだ混んでおりますが、そんな中でも「遅い時間までありがとうございます」と20時くらいに診察した患者様から言っていただいたことがありました。何気ない一言ですがとてもありがたいです。一人でも多くの患者様に感謝されるよう日々診療頑張っていきたいと思います。

話がだいぶ飛びますが、最近重度の扁桃炎や喉頭炎といった症例が増えてきました。「痛くて食べられない」「口が開かない」「声が出ない」は危険なサインです。紹介するケースも多いので可能な限り早めの受診(午前中)をお勧めします。
急患をいつも快く受け入れて頂いている水戸協同病院、水戸医療センター、茨城県立中央病院の耳鼻咽喉科外来、救急外来の先生方、スタッフの皆様には改めて御礼申し上げます。

2024/03/13
超私的な疾患解説~良性発作性頭位めまい症 第2弾~
先日歌手の西川貴教さんが良性発作性頭位めまい症になったとのニュースがありました。当ブログでも以前大友愛さんがなったときにこの疾患についてのブログを書きましたが、やはり見ていると良性発作性頭位めまい症(BPPV)と誤診されているケースはあとを絶ちません。当然ながら診断基準があります。それは以下の通りです。
・頭位変化で誘発される回転性めまい
・めまい出現時に眼振が認められる
1)回旋成分が強い
2)潜時があり減弱する
3)反復により減衰・消失する
4)頭位変化で眼振の方向が逆転する
・蝸牛症状、中枢神経症状を認めない
残念ながら巷では「頭位変換で誘発される回転性めまい」が独り歩きしており、誤診されるケースが多いのが現状です。めまい患者の頭を動かしたら症状が悪化するのは当然なわけです。例えば二日酔いの人の頭をガンガン動かしたら気持ち悪くなりますよね??それはBPPVではありません。
ヤフコメをみていると「私もなりました!」とか「●●がいいですよ~」とかいろいろ書いてありますが、結構みていると「これは違うよね」というのが多いです。BPPVは後半規管型、外側半規管型、外側半規管クプラ結石症の3つに大きく分類されます。治療方法は頭位治療であり、薬物療法は耳石がなくなるわけではないのであくまでも補助的な治療です(当院ではほぼやっていません)。BPPVのタイプを判別することはなかなか耳鼻咽喉科医以外の人はできないと思っているので自己判断でエプリー法などの浮遊耳石置換法をやることはお勧めしません。
肌感覚では2~4週間で治る人が圧倒的に多いですが、極めて稀ながら難治性で繰り返す人もいます。とにかく、、、自己診断はせず「良性発作性頭位めまい症かな?」と思ったら耳鼻咽喉科医の診察を受けることお勧めします。

2024/03/04
お笑いコンビかまいたちの舌禍事件について思う
先日お笑いコンビかまいたちがあるテレビ番組内で薬剤師の服薬指導がいらないというような趣旨の発言があり物議をよびました。ようは「薬が早くほしいのに、症状を聞いたりするのは意味がない」的な内容です。まぁ正直わからないでもないですが、薬剤師の業務が処方箋をみてそれを袋詰めすることだけであれば6年間も大学に通い、国家資格をとる必要はありません。薬剤師さんは膨大な薬剤に関する知識を有しており、飲み方からほかの薬剤との飲み合わせをチェックするのはもちろん、この薬が本当に患者さんの症状とあっているか?を確認する必要があります。おかしなところがあれば疑義照会といって処方箋を出した医師に確認する必要があります。その後SNSで炎上したため濱家さんは謝罪をしていましたね。
耳鼻科でいうとこの時期は花粉症のため普段病院に来ない人が病院にきます。花粉症の人は「とりあえず薬ください」というのが本音なのでしょうが、診察室でも「医師の診察いらない」的な雰囲気の人が結構います。例えばこんな感じです。
パターン1 医師:今日はどうしましたか? 患者:花粉症の薬ください
一見普通の会話ですが、医師は症状を聞いています。「花粉症の薬ください」の前に「花粉症で鼻と目がつらいんです」が隠れているとは思っていますのでこの手の会話は慣れましたが…
パターン2 医師:こんにちは、〇〇さん 患者:花粉症の薬ください
こちらは挨拶しています。会話として成立していません。そんなに食い気味に来なくても大丈夫です。
パターン3 医師:こんにちは 患者:●●(薬の名前)を■■(日数)ください
これは完全にアウト。会話としてもおかしいですし、処方内容や期間は医師が判断するものです。
クリニックでは鼻の所見や患者さんの症状、生活スタイルなどから処方を決定しています。よく花粉症のセミナーでも話すことですが、薬を何出してもよいものではありません。人それぞれ薬の相性や必要不必要が必ずあります。問診や診察はそれを決定する大切なプロセスです。もし、そういったプロセスはいらないよ!という方はドラッグストアなどでご自身で薬を購入されたほうが楽です。余計な事(と思っている)ことは聞かれませんので。
今日も天気予報では花粉がかなり飛ぶようです。外来も混雑するため待ち時間が多くイライラしてしまうのもわかりますが、当院では「花粉症治療といえばなのはな」と言っていただけるよう丁寧な診察を心がけております。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

詳しくはこちら

院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。

当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。

院長紹介

メニュー

〒310-0846
茨城県水戸市東野町693-9
TEL029-248-7087
診療時間
09:00~13:00
14:30~18:00

休診日|木曜・土曜午後・日曜・祝日

TOP

TEL.029-248-7087
予約する