美人百花に当院が掲載されました!
5月号に当院の記事が掲載されておりますので、ぜひご覧ください!
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2023/09/05
茨城県立中央病院の西村部長のご訪問!
昨日、院長の先輩でもあり今は茨城県立中央病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の部長である西村先生が地域医療連携の一環として当院をご訪問されました。診療終了後からおよそ1時間、地域連携や救急対応などについての意見交換を行うことができました。
西村先生は院長の一つ先輩なのですが、こと頭頚部がんについては県内でも最先端の治療を積極的に導入されており、尊敬の一言しかありません。
なかなか紹介先の病院の部長さんと、ひざを突き合わせてお話する機会はありませんが、貴重でかつ濃厚な1時間でした。いつも県立中央病院のスタッフさんには難しい症例などもお願いしており、感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします!!

2023/08/06
今中政支先生を偲んで・・・
先日大阪の高槻市でいまなか耳鼻咽喉科を開業されている今中先生が急逝されました。このブログを読んでいる方は水戸地区の方が多いと思うので、「誰?」と思うかもしれませんが、耳鼻咽喉科漢方研究会に参加しているメンバーでは知らない人はいない言うくらいの有名人で、院長にとっても耳鼻咽喉科+漢方医の師匠であり、お手本であり、目標であった先生です。
今中先生との出会いは平成21年1月につくば市で行われた「どれみ漢方春一番」というセミナーでした。非常に軽快な口調で面白いセミナーであり一気にファンになり、その後の耳鼻咽喉科漢方研究会(当時は砂防会館というところでした)でお会いした際にも気さくに話しかけて頂き交流を深めることができました。漢方関連で困ったことがあったときにはメールなどで相談し、的確なアドバイスを頂いたことしばしばでした。
開業を決めたときにも色々相談に乗って頂き、開業のHOW to本を送って貰ったり、予約システムで悩んでいるときも「医者どこええで!僕の担当者紹介するわ!」と即答してもらい当院の特徴でもある時間予約と順番予約のハイブリッド型であり「医者どこ予約」が当院に導入されました。
耳鼻咽喉科漢方研究会が品川で開催されるようになってからは、学会→懇親会→飲み会がセットとなり院長の年1での楽しみでもありました。そんな中の会話で「先生!今度一緒にゴルフしようや」の一声で学会の翌日のゴルフが追加され、若洲リンクスで2度プレー。その後「先生!今度は先生のところのコース行きたいわ」の一言でホームコースであり宍戸ヒルズカントリーで昨年はプレー。チャンピオンコースである西コースが予約できず東コースのプレーだったため「来年は西コース頼むわ」と言われ3ヶ月前からの予約開始に向けて準備をしている最中でした。
その前日です。T社のMRさんから「今中先生がなくなった」との報告を受けました。全く何を言っているかわからず、思わず「これはどっきりですか??」と聞いたほどでした。運動不足とはほど遠い生活を送っていた今中先生が突然の病魔に倒れた・・・そのことを受け入れるのは困難でした。
ただ、第2報で葬儀が執り行われたこと、HPで「院長が急逝し閉院」と書いてあり受け入れざるを得ませんでした。
院長が医師になって23年。数多くの先生の影響を受けましたが、影響を受けた医師10人を挙げて下さいといわれれば確実にその一人に入ってくる先生でした。「人間いつかはなんかで死ぬんです」と大学時代の講師の先生に言われた言葉があります。「人間の死は医療の敗北ではない」ということを表している言葉で有り院長も大事にしている言葉です。ただ、言いたい!今中先生!今じゃないよ。これからやりたいこといっぱいあったはず。まだまだ一緒にお酒飲みたかったし、漢方やゴルフ談義したかったし、全国のゴルフ場一緒に回ろうね!って言ってたのに・・・。
今年からの耳鼻咽喉科漢方研究会寂しくなるな・・・。でも今中先生が盛り上げた学会、ちゃんと頑張らないと天国で怒られそうです。「先生!ちゃんとせなあかんで」。そう言われないようにしないといけませんね・・・
最後になりましたが、ご遺族の方にこころからお悔やみ申し上げるとともに、今中先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2023/07/28
ウナギにも骨はあります!!
暑い日が続いています。今週日曜日は「土用の丑の日」です。土用の丑の日にウナギを食べるのは江戸時代に平賀源内がウナギ屋のキャッチコピーとして発案したとかしてないとか…。実際、ウナギはビタミンなど栄養豊富なので夏ばて対策としては非常に良い食べ物です。
が、しかし!!!多くの耳鼻科医にとっては「土用の丑の日」は恐怖でしかありません。それはその翌日に「ウナギの骨が刺さった」という患者さんが押し寄せるからです。いまだにご飯丸呑みして取ろうとする人がいますが、これは都市伝説であり意味はありません。刺さったときはあきらめて耳鼻科に来ましょう。口からとれれば大事にはなりませんが、ファイバーを使用しての骨の摘出は保険を使用しても費用が高額(9000円程度)かかります。ウナギ代が高くついてしまうので、ウナギを食べるときはぜひ「ウナギにも骨がある」と思って食べてください。よろしくお願いいたします!!

2023/07/21
ちゃんと診察・ちゃんと診断~面倒くさい医者ですみません!!~
今回のブログは院長の診療に関する思い(半分は愚痴?)です。当院に通院されている方、これから通院してみようかな?と思っている方全員に読んで貰いたいブログです。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
コロナをはじめとする各種感染症が猛威を振るい、発熱・咽頭痛・咳といった症状で受診される方が後を絶ちません。患者さんからのお話を聞くと「○○医院では抗原検査をやったあと、医師の電話診察があり薬をもらった」ということをよく耳にします。患者さん側からすれば「コロナを否定して貰ってとりあえず薬を貰えればOK」というニーズがあり、医療者側も院内感染のリスクをなくすというメリットがありwin-winのようなものです。これも新しい診療スタイルであり、良いと思っています。
一方当院では誰がなんと言おうと対面診療にこだわっています。例えば咽頭痛ひとつとっても、それが風邪なのか?抗生剤を必要とするような扁桃炎なのか?急性喉頭蓋炎など入院を必要とするものなのか?はたまた腫瘍なのか?を電話診察で判断する技量は自分は持ち合わせていません。先日も咽頭痛、嗄声を主訴に来院された方が進行した咽頭癌でしたというケースがありました(急患対応して頂いた水戸医療センター耳鼻咽喉科の先生方には大変感謝しております)。声は出てましたが窒息寸前であり、あれが電話診察だったらと思うと恐怖でしかありません。
ただ対面診療もよい面ばかりではありません。当院では3日以内の発熱患者はプレハブでの診察としていますが毎回ガウンを着て手袋をして防護マスクつけて器具をもって移動するのは皆さんが思っている以上に手間と時間がかかります。結果として人数制限をせざるを得ず、電話診察のように大人数に対応できないというデメリットがあります。ただ耳鼻咽喉科医として、発熱、咽頭痛などの急性期疾患を自分の目で診察しないと気が済まないのでこのような体制にしております。このやり方が絶対正しいか?と言われるとそれは分かりませんが、なのはな流の診療と思っています。
ここからは少し話がややこしくなりますが、最近の傾向として「患者さんのニーズ」と「こちらが提供したい医療」にずれが生じているのでは?と思っています。例えば患者さんが「症状が落ち着いているから薬だけください」とか「風邪が治らないから抗生剤ください」とか言う場合があります。こちらとしては落ち着いているかどうか?は医師の診察の元決定されるべきと思っていますし、抗生剤を出すかも診察の結果次第だと思っています。そこで「じゃあ薬だけ」とか「じゃあ抗生剤出しときますね」と言えれば楽なんでしょうけど・・・自分はできないんです、すみません。
タイトルにもあるように「ちゃんと診察・ちゃんと診断」したいんです。だから問診もかなり薬歴など含めて詳しく聞きますし、診断のために当院で可能な限りの検査を行っているつもりです。問診がかなりしつこいこともあるので、これはこれで批判の対象になっているのも知っていますが、医療上必要なことと思っています。
おそらくですが・・・一部の患者さんにとっては「結構面倒くさい医者」です。「とりあえずこっちが欲しい薬だしてくれればいいんだよ」的な患者さんとはあまり相性が良くないと思っています。その代わり来てくれた患者さんには全力で診察診療にあたります。「前の病院では治らなかったけど、なのはなに来たら治りました」という患者さんの言葉は何よりの励みの言葉です。その言葉を一つでも多く聞けるよう本日も外来診療頑張ります!

2023/07/19
超私的な処方解説~小児の抗生剤~
7月にはいり急性中耳炎などの感染症が増えてきました。中耳炎については異常な数でありやや困惑しているレベルです。
さて、今回のお題は小児の抗生剤です。一部の保護者さんは「風邪症状で子供が小児科に受診→治らないから耳鼻科で抗生剤をもらう」という風に考えているように思えます。実際抗生剤を出さないとやや不満そうな顔をする人もいるのが実際です。
当たり前ですが風邪症状(咳、咽頭痛、鼻水+発熱)はほほほぼウイルス感染によって起こります。ウイルス感染なので抗生剤は全く効きません。「風邪だから抗生剤だしておきますね」は一般的には間違いです。ではどういうとき抗生剤を使用するのか?というと明らかな膿性鼻汁や膿栓を伴った扁桃炎や溶連菌感染、中等症以上の中耳炎などです。あとは10 days markといって風邪症状が10日以上遷延している場合も抗生剤投与の対象となります。それを判断するのは医師であり、抗生剤の適正使用は医師に課せられた使命です。よって、「小児科の薬で治らないから抗生剤ください」は必要条件ではありますが、十分条件ではありません。
一方でこういう意見もあるのでは?と推察するのが「ごちゃごちゃ言ってないでとりあえず出してくれればいい」というもの。これがまかり通っていたのが20年ほど前まででしょうか?なんでもかんでも抗生剤という時代がありました。以前勤めていた某病院の近くの小児科は日本一ある抗生剤をだすと有名になったほど。今となっては笑い話にもなりません。
抗生剤の有害事象についてはおおきくわけて2つ。まずはAMR(薬剤耐性菌)の問題。AMRで検索すると結構怖いこと書いてあります。これは世界レベルでの問題です。ご興味あれば調べてみてください。もう一つが子供本人に直結しますが免疫力低下や喘息などのアレルギー性疾患へのリスクです。すでに論文も出ておりますが低年齢のときに抗生剤を多用すると気管支喘息になる確率があがるといわれています。
最後、これもいつも親御さんとのトラブルの原因となるのですが抗生剤の投与回数の問題です。「保育園だから昼の薬は無理」と結構な割合で言われます。1日2回投与の抗生剤はなくはないのですが、基本となるペニシリン系抗生剤は1日3回投与が原則です。では1日2回の投与の抗生剤はダメなのか?というと…強すぎるからです。小児急性中耳炎の診療ガイドラインなどみてもらえればわかりますが、小児で1日2回投与の薬(クラバモックス、オラペネム、トスフロキサシンなど)は重症例などに使用する抗生剤です。最初から強い抗生剤つかえばいいじゃん!と思うかもしれませんが、不必要にそういった抗生剤を連用すると耐性菌ができたときに対応できなくなったり、腸内細菌の破壊をおこし下痢や免疫力低下につながります。
保育園もいろいろあるので投薬が難しいことは重々承知しております。投薬自体がかなり手間がかかりますし、大人数になると誤投薬のリスクも出てきます。が、子供たちの未来のため!と思ってご検討いただければ大変助かります。
最後に…どうしたら抗生剤を極力使用せずに済むかというと・・・・「鼻吸い」です!!



当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。

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