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2020/06/01
喉(のど)が痛い!さぁ、どこにかかりますか?
ここ数日「咽頭痛」を主訴に来院される方が増えてきました。急に気温が下がったりすることがあるので体調を崩されての症状ではないかと考えています。さて、題名にもありましたが皆さんは喉が痛かったらどこ(何科)にかかりますか?
大抵の方は内科に受診されることと思います。これは間違いではないのですが、耳鼻科医からの意見としては是非とも耳鼻科へ!とお願いしたいところです。
咽頭痛の原因は大きく分けると①ウイルス性②細菌性③EBウイルスなどの特殊なウイルス感染④悪性腫瘍の4つがあります。
①に対しては抗生剤は無効であり、対症療法が中心となります。②は溶連菌感染が主であり、抗生剤投与が必要となります。扁桃周囲膿瘍や急性喉頭蓋炎などの重症例には入院をお勧めする場合があります。③は耳鼻科医が診ないと分からないことが多く、採血などを行い状態をみて緊急入院をお勧めすることが多いです。④は稀ではありますが、見逃すと命に関わります。
耳鼻科はのどの専門家であり、だからこそ耳鼻咽喉科と標ぼうしております。「のどが痛い」=耳鼻科受診をよろしくお願いします。

2020/05/26
超私的な漢方処方解説~補中益気湯~
今回は第2弾として院長も愛用している補中益気湯をご紹介いたします。
専門的には「中気下陥」に対する代表処方とされております。この「中気下陥」というのはわかりやすく言うと内蔵全体が重力にまけて下に下がったような状態です。結果として適応病名には胃下垂や脱肛といったものがあります。
ただこういう説明ですと「?」という感じになると思います。補中益気湯は一言でいうと「元気になるお薬」です。
何となく元気がない、疲れやすい(特に午後)といった症状には効果てきめんです。比較的甘くて飲みやすいので実はお子さんも飲めます。
昨年の日本耳鼻咽喉科漢方研究会において「滲出性中耳炎に対する漢方治療」と題して、補中益気湯の効果を報告いたしましたが1歳のお子さんでも飲んで貰っています。中耳炎がよくなった!のはもちろんですが、この薬を飲んでから風邪を引かなくなったといううれしいお言葉も頂いております。
昨今のコロナ騒ぎで免疫力を上げることが重要視されておりますが、補中益気湯はまさにその代表格と言えるのではないでしょうか。

2020/05/19
超私的な漢方処方解説~当帰芍薬散~
当院では通常の西洋医学的治療に加えて、希望される方には積極的に漢方薬を処方しております。
ただ漢方薬は保険病名と実際の症状が違うことがあります。この漢方薬出されたけど、薬局の説明を効いて「?」と思ったことはないでしょうか?
それを踏まえて、定期的に当院での頻用処方を解説していきたいと思います。
祈念すべき第1回は当帰芍薬散です。

婦人科領域で使われており更年期障害の薬として有名ですが、院長のお気に入りの処方でもあります。耳鼻科領域ではめまいで頻用しております。保険病名でも「めまい」はあります。
構成生薬では茯苓、沢瀉、蒼(白)朮といった「水を捌く」生薬が入っております。漢方的に過剰な「水」はめまいの原因と考えられておりそれを改善することでめまいが良くなります。
また血の巡りをよくするので冷えにも効果があります。
いわゆる虚証(体力が比較的ない人)に使うお薬なので、便秘よりも下痢傾向の強い方に使います。
また保険病名には全くないのですが、嗅覚障害にも効果があるとされており長期投与する場合があります。最近の知見では認知症にも効果があるとされており単なる更年期障害の薬の枠を超えて幅広く使われているのが当帰芍薬散です。

漢方薬は一つの効能効果ではなく、複数の働きがあります。患者様の体質、病状などを考慮し適切な漢方薬を処方させて頂いております。
「え?!漢方薬?」と毛嫌いせずに、試して頂ければ幸いです。

以後も定期的に処方解説をアップしていきますので楽しみにしていて下さい!

2020/05/15
お子さんの耳大丈夫ですか?
気づいたら、「呼んでも返事をしない」「テレビの音を大きくしている」といったことはないでしょうか?小さいお子さんは自分から「聞こえない」ということはそうそうありません。
多くは滲出性中耳炎といい、鼓膜の内側(中耳)に液体が貯留し難聴を来すことが多いです。マクロライド療法などが有効ですが症例によっては治療に数ヶ月要した、手術の適応になったということもあります。放置すればしておくほど、治りは悪くなります。早めの受診が肝要です。
また、極めて稀ではありますが感音難聴(聴こえの神経の障害)や、心因性難聴(聞こえているのに聞こえていないと感じてしまう)の可能性もあります。当院ではクリニックとしては珍しいDPOAEという機械を導入し、そういった難聴の検査をすることが可能です。
ちょっと耳がおかしいかも?ということがあれば、早めの受診をお願いいたします。

2020/05/10
そのストレス、肝の失調が原因かも?
連休明けの診療が再開し、難聴やめまいの患者様が増えてきた印象があります。コロナ疲れという言葉があるように、かなりストレス社会となってきているようです。
漢方の世界には五臓六腑という概念があり、五臓には肝、腎、心、脾、肺があります。いずれも西洋医学で言う臓器とは異なり概念的な臓器なのですが、ストレスと「肝」には密接な関係があると言われています。
「肝」は怒りの感情を支配すると言われており、肝が失調するとイライラ、不眠など様々な症状を呈してきます。西洋医学では不眠、イライラに対してはいわゆる安定剤(代表的なのがエチゾラム)などが投与されますが、最近では薬剤依存性などが問題になってきており安易に使う薬剤ではなくなってきています。
漢方の世界では「肝」の失調に対しては柴胡という生薬がよく効くとされており、代表的なエキス剤としては加味逍遙散や柴胡桂枝湯などがあります。当院でも不眠などに対しては睡眠導入剤を出すのではなく、柴胡を含んだエキス剤や抑肝散などを併用し効果をあげております。
コロナ疲れで最近イライラしているという方がいらっしゃいましたら、是非ご相談下さい。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院は耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

このホームページは当院が提供する診療内容を可能な限りわかりやすくご説明するためのものです。皆様のご意見、ご感想をお待ちしております。

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