なのはな耳鼻咽喉科からのお知らせ
- 2023/01/25
- アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に対するレーザーは1月31日までです!!
- 2023/01/11
- (重要)アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療について
- 2022/12/03
- 年末年始休診のお知らせ
- 2022/11/18
- 12月17日は12時最終受付です
- 2022/11/14
- インフルエンザ予防接種予約再開いたしました
新着ブログ
- 2022/05/26
- 慢性副鼻腔炎に福音?第3の選択肢が・・・
- 久しぶりのブログ更新です。今回は漢方ではなくいたって普通な慢性副鼻腔炎のお話です。慢性副鼻腔炎(俗に言う蓄膿症)ですが、治療の2本柱としてマクロライド療法(少量の抗生剤の長期投与)と内視鏡下鼻副鼻腔手術があります。今までの慢性副鼻腔炎の概念ではこの2つでほぼほぼOKだったのですが、最近はアレルギーが関与した副鼻腔炎(=好酸球性副鼻腔炎)などが多く認められるようになり、上記2つの治療をしても抵抗性であり、せっかく手術をしたのに再発・・・なんていう症例も多くみるようになりました。その場合は、多くの場合はステロイド内服するしかなかったのですが、ステロイド内服はご存じの通り色々副作用も有り、また糖尿病などあるかたは根本的に飲めないといったこともありました。
しかし!2年前に注射のお薬なのですが、治療抵抗性の慢性副鼻腔炎に対してデュピクセントという薬が適応となりました。手術をしたけど再発した!ポリープが大きい!といったちょっと色々使用に条件があるお薬なのですが、第三の治療の選択肢として注目されている薬剤です。少々高額な薬なのでひょいひょい使えるものんではありませんが、非常に魅力的なお薬です。当院では使用経験はまだありませんが、いずれ適応症例が来るであろうと考え準備を進めている最中です。手術したけど再発してつらい!といった方がいらっしゃいましたら、医師までご相談ください(お電話でのお問い合わせにはお答えできませんので直接のご来院をお願いいたします)。
- 2022/03/30
- 当院における舌下免疫療法について
- 花粉症もピークアウトした感じですが、ちゃんと治療をしているにも関わらず症状がつらい患者様がある一定数いらっしゃいます。外来でも「六月以降の舌下免疫療法どうですか?」とお勧めしている状態です。
以前のブログにも掲載したのですが、今回改めて当院における舌下免疫療法(今回はスギに限定)について説明させて頂きます。
①血液検査によりスギにアレルギーがあることの証明が必要です。他院のデータでも代用は可能です。②初回投与の日程を決めます。月曜、火曜、水曜の朝9時にこちらが指定いたします。逆にこの時間にこれないかたは当院での初回投与はできません。そのときに初回投与分のお薬の処方箋をお渡しします③初回投与を院内で行い30分院内で経過観察を行います。④最初の1年は必ず月1で受診して頂きます(安定しているのでお薬だけくださいは駄目です)。特に初回投与のように時間帯の指定はありません⑤投与期間は3~4年です⑥未就学児については医師と相談してください
効果については色々情報が出ておりますが、肌感覚としては18ヶ月以上飲むとかなり症状が軽減されるようです。
- 2022/03/28
- 久々のブログ更新!お薬がピンチです!!!
- 3月も終わりに近づき、いよいよ新年度が近づいてきました。いま、全国で薬が不足しているというのはご存じでしょうか??数年前から国の政策で医療費削減を目的としたジェネリック医薬品の使用が推奨され、結果として皆さんが飲んでいる薬のかなりの割合がジェネリック医薬品となっています。ジェネリック医薬品は特許のきれた薬を、同じ成分で安くつくっているものです。基本的に効能効果は同じという前提だったのですが、昨今のジェネリック医薬品メーカーのトラブルによるで、大手を含めて業務停止となっているメーカーが多く、結果として全国的な薬不足となっております。残念ながら耳鼻科領域でも例外ではなく、花粉シーズンに必須となる抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬が不足しております。今のところ薬が無くて出せません!という事態にはなっていないのですが、ここでは具体的な製品名は出しませんが、ほぼほぼ無い薬があるのも事実です。場合によっては同等の効果のある薬に変更をお願いするケースも出てくるかと存じますので、皆様のご協力のほどよろしくお願いします。
- 2022/02/21
- 超私的解説な処方解説~抗生剤一般~
- まだまだ寒い日が続いており、昨年ピークを迎えた花粉飛散は来週にずれ込みそうなそんな予感です。今回は花粉症ではなく「抗生剤」についてです。
よく「内科で風邪といわれ、抗生剤をもらった」というお話を良く聞きますが、大原則として風邪に抗生剤は効きません。風邪症状の9割以上はウイルス感染によるものであり、抗生剤は無効です。抗生剤はあくまでも細菌感染に対してのみ有効です。「のどが痛いので抗生剤下さい」という方もいらっしゃいますが、扁桃炎などの所見があり抗生剤が必要と判断される場合を除いては初回から抗生剤をだすことはありません。では、どういう時に抗生剤が必要なのでしょうか?判断基準としては大きく2つあります。1つは症状の期間です。10 days markという言葉があり10日間症状が続いている場合は抗生剤を使った方が良いという一つの基準があります。肌感覚としては1週間治らない場合は使ってもよいと考えています。もう一つは重症度であり、発症早期でもいわゆる膿性鼻汁を大量に認めたり、激烈な咽頭痛を認める場合は初期から抗生剤を使用します。そして重要なことがもう一つ!「処方された抗生剤は必ず飲みきってください」ということです。治ったら勝手に中止し、後日自己判断で飲んでいるというかたがかなり多く認められます。抗生剤の投与期間は処方箋通りというのが原則です。それにはちゃんとした意味があり特にペニシリン系やセフェム系の抗生剤は投与期間に比例して、抗菌効果を発揮します。中途半端にのむと薬剤耐性菌が生まれ、次回抗生剤が効きづらくなるリスクがあります。薬剤耐性菌の問題は世界的問題で有り、将来的に薬剤耐性菌で亡くなる方が癌で亡くなる方よりも多くなると言われています。ご興味あるかたはAMRで検索すると色々でてきますので見てみて下さい。未来に負の遺産を残さないためにも適切な抗生剤の使用にご協力お願いします!!
- 2022/02/18
- ついに東京都でスギ花粉の飛散が発表になりました!
- 寒い日が続いており、雪も降ったりで花粉の飛散が遅れていますが、ついに東京都で花粉の飛散が気象庁より発表されました。茨城県でも数日中には発表されると予想されます。当院開院後、3回目の花粉症シーズンを迎えておりますが過去2年に比べると、ひじょ~に外来が空いております。オミクロン株流行による受診控えの可能性もありますが、花粉症の患者さんが少ない印象であり例年の7割も来ていません。おそらくはスギ花粉のピークが3月上旬と勝手に予想しておりますが、昨年もそうでしたがとにかく大事なのは「症状が出る前からの治療が有効」ということです。
専門用語では初期治療と言われ、科学的には「最小持続炎症」というものをコントロールすることでピーク時の症状を緩和するというものです。すこし難しい話になりますが、症状が出ない程度の花粉に曝露され続けていると、その後の花粉曝露に対しての反応が強くなってしまうというものです。たとえが適切かは分かりませんが、ボクシングでいうならば序盤に左ジャブを大量にもらっていると、後半にダメージが蓄積されてしまい右ストレート一発でノックアウトされてしまう!といったところでしょうか。ボクシングの世界でも「左を制するものは世界を制する」と言われています。花粉症をそれにあてはめるならば「最小持続炎症を制する者は、花粉症を制する」となります。初期治療は花粉飛散の2週間前からが推奨されています。「今年は大丈夫だと思ってました・・・」とならないように早めの治療をお願いします。
院長紹介
ようこそ当院のホームページへ
なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。
当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。