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2023/06/19
超私的解説な疾患解説~急性中耳炎~
ここ最近急性中耳炎が増えてきました。プールが始まったのが多少は関係しているのかな?とも思っていますが原因ははっきりしません。まず急性中耳炎は何故起こるか?というと直接細菌やウイルスが耳に入るのでは無く、鼻や喉についた細菌やウイルスが耳管を通じて耳に入るのが普通です。子供は大人に比べて耳管が短く水平についているため解剖学的に中耳炎になりやすいということがあります。
では、治療法は?というと急性中耳炎というのはちゃんと診療ガイドラインがあります。それによると軽症例の場合は抗生剤などは投与せず3日間経過観察し再度評価するという風になっています。これは医学的には正しいとは思うのですが実臨床ではかなり無理があるガイドラインであり、耳が痛いと泣いている子供に対して「軽症だから3日後又来てね!」とはなかなか言いづらいです。そもそも軽症が少ないと言うこともありますが実臨床では中等症以上のガイドラインに準じて治療している耳鼻咽喉科医が多いのではないかと推察いたします。
中等症になると抗生剤を3~5日処方し、再評価となっています。これはかなり大事なことで有り最初に出した抗生剤が効いているか?を3~5日後に評価する必要があると言うことを表しています。当院では3日後というのはこれまた現実的ではないので5日後の受診をお願いしています。「お願い」と書きましたがこれは「お願い」というよりも「指導」に近いレベルです。外来でもおそらくほぼ全員の親御さんに「中耳炎なので抗生剤をだします。5日後必ずきてください」と言っているはずです。中には「5日後?!忙しくてこれない」とか「5日後?!子供が耳痛がってなきゃ来なくもよいのでは?」とか思う人もいるでしょう。最終的に来る来ないの判断は親御さんに決定権があるので何ともいえないのですが、「耳が痛くない=治っている」は必要条件ではありますが十分条件ではありません。耳が痛くなくても鼓膜発赤が強かったり、滲出性中耳炎に移行していたり色々あります。5日後の受診をせず、その後耳痛などで再診し、重度の中耳炎だったり滲出性中耳炎だったりすると治療に数ヶ月かかった!なんてこともあります。
ここからはかなり私見なのですが、医師として抗生剤を出した以上、特に小児については治ったかどうかを確認する責務があると思っています。未就学児についてはかなりそれを意識して診療をしているので抗生剤をだしたときには「○日後、かならず来て下さいね!」と言うようにしています。
しつこいようですが、来る来ないの決定権はこちらにはありません。ただ余計な合併症をつくらない、耐性菌をつくらないことは特に小さいお子さんでは重要なことだと思っております。通院が面倒なのは重々処置しておりますがご理解頂ければ幸いです。

2023/06/06
花粉症は終わったはずなのに・・・
6月に入りました。通常ですとスギ・ヒノキ花粉症のシーズンが終わりアレルギー性鼻炎の患者さんはほっと一息つく時期のはずです。しかしながら最近急激にアレルギー性鼻炎・結膜炎の症状を訴えてくる患者さんが異常に多いです。しかも結構重症!最初は黄砂!?と思っていましたがどうやら違う様子。そして空き地などに見慣れない謎の植物が多いのに気づきます。Googleレンズで検索したところ「チガヤ」というイネ科の植物であることが判明(合っているかどうかは分かりませんのでその辺はご了承ください)。ネットで調べると結構やっかいな植物で異常な繁殖力があるとのこと。カモガヤなどイネ科の植物にアレルギーがある人がこれに反応しているのではないかと推測しております。風邪でもないのに、鼻水が出る・鼻が詰まるといった症状はアレルギー性鼻炎かもしれませんね。

2023/02/10
耳鼻科は頑張ってるはず?!
先日こんなコラムがネットで掲載されました
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b42dacb54bb6bb656e53974bf03b744ec6c04af?page=3

内容は小児はまず小児科でみましょう!というものです。それ自体は全くの正論であり中耳炎は耳鼻科の専売特許でないというところも書かれています。
しかし気になるのはこの一説・・・
さらに驚いたことは、耳鼻科の先生の薬の処方のしかたである。風邪に対してほぼ全例、抗生剤を処方していることを、ぼくはお薬手帳を見て知ることになった。これはいったい、どういうことなのか。風邪に抗生剤が効くと思って出しているのだろうか。
いやいや、風邪に抗生剤なんかだしませんよ耳鼻科は。ちゃんと鼻処置をして自宅でも鼻処置をするよう指導してる耳鼻科がほとんどではないでしょうか??地域性とかもあるのかもしれませんが、「耳鼻科=抗生剤を不必要に出す」とイメージつけるのはご勘弁願いたいです。このコラムをみて「おいおい…」と思っている耳鼻科の先生方は多いのでは??と推察します。

2歳未満に抗生剤を乱用すると気管支ぜんそくのリスクがあがることは論文でも言われておりますし、みんなわかっています。ちゃんと耳鼻科医は頑張ってるぞ!!ただそれだけを言いたくてブログを書かさせて頂きました!!

2023/02/03
超私的解説な花粉症飛散予測~初期治療のススメ~
ニュースなどでもご存じの方も多いとは思いますが環境省の発表では今年は過去10年で最もスギ花粉が飛ぶと予想されております。スギの木をみてもかなり黄色く色づいており、相当飛ぶのでないかと思っております。
毎年関東地方は2月中旬(バレンタインデーあたり)にスギ花粉の飛散が発表されていますが、微量な花粉はすでに飛んでおり1月の時点でも「花粉飛んでますよね?鼻がむずむずする」といった患者様が多数来院されました。
天気予報を見る限り来週は少し寒いので微妙ですが再来週2月13日頃から一気に飛ぶのでは?と予想しております。
外来でもいろんな方に説明しておりますが、花粉症は症状がでてから来ても遅いです!初期治療といって症状が出る前から内服・点鼻・点眼をしっかりしておくと症状がかなり軽減されます。今からでもなんとか間に合いますので、早めの受診をお勧めします。
当院で花粉症の加療歴が無い方で、他院で加療歴がある方は必ず前医で貰っていた薬がわかるようにしてください。花粉症の薬には相性があります。過去の薬が相性がよければ同じ薬を処方しますし、相性が悪ければ変更や内服の追加を行います。当院では花粉症に対してはセミオーダーメードで治療を行い患者様一人一人にベストな処方を選択するようにしております。過去の治療歴はとても大事です!よろしくお願いします!!

2023/01/16
インフルエンザが増えてきた!
コロナ第8波も来ておりますが、当院ではついに1月14日の診療にてインフルエンザ陽性患者>コロナ陽性患者となりました。インフルエンザはここ2年はほぼありませんでしたが、ニュースでもあるようにインフルエンザも流行期にはいったと考えられます。症状ははっきりいってコロナと区別不能です。発熱・激しい咽頭痛を認めたり倦怠感だったり…。
インフルエンザの場合は発熱して24時間程度たたないと抗原検査が陽性にならないことが多いです。2時間前に発熱して検査して陰性→翌日陽性というのはよくあることなので、慌てて受診することはお勧めしませんが発症後48時間以内に治療するとよいとも言われていますので、難しいところです。インフルエンザに対する免疫もほぼない状態の人がほとんどなので、今後注意が必要です。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

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当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

当院は第2種協力指定医療機関であり、受診の有無にかかわらず発熱患者の受け入れを行っております。

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