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2021/07/12
魚の骨が刺さった!さぁ、どうしますか?
関東地方もいよいよ梅雨が明けそうになり、暑さ本番となってきました。今月22日は土用の丑の日であり、ウナギを食べる機会も増えてくる時期です。。古くは江戸時代にかの有名な平賀源内がうなぎ屋さんのキャッチコピーとして言い出したのが始まりです。
しかし!土用の丑の日は耳鼻科医にとっては恐怖の日であり、毎年必ずといっていいほど「ウナギを食べて骨がのどに刺さった」という患者さんが来ます。あまりウナギに骨というイメージがナイかもしれませんが、ウナギにも当然ですが骨があります。普通の魚と違って骨から身をほぐして食べるものでは無いため油断して刺さる方が多いと考えています。
一昔前は「骨が刺さったらご飯を丸呑み」なんていう教えがありましたが、完全にこれは都市伝説であり医学的には間違いです。運良くとれればよいですが、丸呑みすることで骨を粘膜の奥に押し込んでしまい、骨が見えなくなるリスクがあります。
では刺さったらどうするか?耳鼻科に来て摘出するしかありません。場合によってはファイバーを使っての大がかりな処置が必要となる場合もあります。今年の土用の丑の日は水曜日です。木曜日は当院も含めて耳鼻科の開業医がお休みのところが多い曜日です。くれぐれもウナギを食べるときは油断せず、「骨があるかも?」と思って美味しく召し上がって下さい!!

2021/07/07
超私的解説な処方解説~荊芥連翹湯~
久しぶりのブログ更新。今回はご好評頂いている(?)漢方処方解説。今回は荊芥連翹湯です。副鼻腔炎の薬としては有名な薬なのですが、正直開業するまではほとんど処方したことの無い薬でした。副鼻腔炎の漢方というとチクナインとして有名な辛夷清肺湯が第一選択となりますが、漢方の世界でいうところの「熱証」の人には荊芥連翹湯の方が良く聞きます。
皮膚にニキビなどのふきでものができやすく、扁桃腺が腫れやすい、鼻粘膜所見を診ると真っ赤で腫れぼったいという方に著効します。当院では上咽頭炎というやや面倒な症例に対しても積極的に処方し治療効果を上げています。
とても便利な荊芥連翹湯なのですが、一つ難点があります。それは・・・「とにかく不味い」ということ。数ある漢方薬の中でもトップクラスの苦さがあり、味わって飲むのはほぼ苦痛なレベルです。ただ良薬口に苦しという言葉もあるように、はまってしまえば便利なお薬です。
肌荒れが酷く、鼻づまりがつらい!と言う方は試してみる価値があるかもしれません。



当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。

当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。
また、アレルギー性鼻炎に対しては積極的にレーザー治療を行っております。特別な予約は不要ですので、お気軽にご相談下さい。

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