受診する時に持ってきてもらいたいものは??
関東地方は梅雨入りしたはずですが、暑い日が続いております。今回は当たり前のような話ですが、受診するときにもってきてもらいたいもの3つのお話です。海外旅行で例えてお話させていただきます。
①保険証:これが無いと実費になります。海外旅行で例えるならパスポートです。これがないと出国すらできません。保険診療の場合はあとから返金とか償還払いとかできますが、まぁ面倒です。月が変わるごとに確認が必要なので絶対に忘れないでください。また余談ですが、国民皆保険制度は努力目標ではなくて「義務」です。転職などで無保険期間が生じるばあいは必ず国民健康保険に加入する義務があります。無保険期間をつくらないようお願いいたします。
②診察券:たまに忘れることの多い診察券。海外旅行で例えるなら飛行機の搭乗券でしょうか。再発行などは身分証明書やeチケットの番号控えがあればできますが、当然航空会社の受付カウンターの仕事が増えます。そうすると後に並んでいる人の手続きがところてん方式で遅れていきます。当院では診察券にバーコードが印字されており、こちらが会計システムの肝となります。患者さんごとにバーコードを再発行していると事務が繁雑となり、結果として多くの他の患者様のご迷惑となります。バーコードをスマホのカメラで保存しておくと万が一忘れたときに便利です。是非お願いします。
③お薬手帳:医師の立場からすると一番もってきてもらいたいものです。特に他の病院で治療歴がある場合はなおさらです。○○クリニックにいったんだけど治らないので来ました・・・という方がいらっしゃいますが、前の病院で何を貰ったか?が分からないと薬を処方する側としては非常に困ります。海外旅行で例えるなら渡航先でのホテルを予約しないで行くようなものです。自分自身を守るため、よりよい医療を受けられるようにするためにもお薬手帳は必ずご持参ください。