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お薬手帳(服薬歴)は何よりも大事な情報です

  • 耳鼻科豆知識
  • 2024/09/17
本日はお薬手帳のお話。以前も大事ですよ~的なものは書いたことがありますが、今回は例をとってお話してみたいと思います。
ケース1
患者:1週間前から喉が痛くて、近所の内科いってお薬もらったんですけど、治らないので来ました。
医師:お薬は何をもらいましたか??
患者:え~っと、、、白い粒のお薬でしたね。内容は覚えていません。お薬手帳は持っていません。

ケース2
患者:1週間前から喉が痛くて、近所の内科いってお薬もらったんですけど、治らないので来ました。
医師:お薬は何をもらいましたか??
患者:〇〇という抗生剤と、ほかに◇◇という薬と、あと●●という痛み止めもらいました(お薬手帳持参)

さぁ、どちらが医師にとって診断治療しやすいと思いますか??ケース1という人はまずいないと思います。「〇〇という抗生剤もらって効かない」からこういう処方が効くかな?とかいろいろヒントを医師はもらっています。人によっては「ノーヒントでやれよ」というかもしれませんが、同じ薬をだされるかもしれない?という可能性を考えればそういう考えはなくなるはずです。
今回は大人のケースを想定しましたが、小児ついてはもっと服薬歴は大事です。稀にですが「妻が小児科連れて行ったんでわかりません」といお父さんがいらっしゃいますが、お子さんのことを思うのであれば情報共有は必須です。院長は人一倍「前医で何をもらったか?」を聞いていますがちゃんと理由があります。よりよい治療をするためにも患者さん側からの情報提供は非常に大事です。

ちなみいマイナ保険証でもある程度服薬歴はわかりますが、反映されるまでは1か月程度かかることが多いです。リアルタイムで反映できれば楽なんでしょうけど、現行制度ではそんな感じですのでご注意ください。

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