風邪が流行しています
11月に入り院内の装飾もハロウィンからクリスマス仕様に変わって参りました。それと同時に風邪症状にて受診される方が増えてきました。一般的に風邪は「鼻水」「咳」「発熱」がほぼ同時期に同程度でるもの と定義されています。その場合抗生剤はほぼ不要とされており、対症療法が中心となります。咽頭の溶連菌陽性などが出た場合は抗生剤の適応となります。当院では可能な限り抗生剤を使用せず、使用する場合も適切な抗生剤を適切な日数使うことを心がけて診療しております。「風邪には抗生剤じゃないの?抗生剤くれないの?」と思う方もいるかもしれませんが、いまや薬剤耐性菌は全世界で取り組むべき大きな問題となっております。水戸の小さなクリニックですが、少しでも貢献できるように頑張っていきます。
ちなみにではありますが、風邪症状にこそ漢方薬の出番と考えております。皆さんご存じの葛根湯以外にも、桂枝湯・小青竜湯・麻黄附子細辛湯など漢方には風邪症状にきく様々なお薬があります。「漢方薬ください」と言っていただけるとこちらとしても出しやすいのでよろしくお願いします。