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2025/04/05
とんねるず石橋貴明さんが食道がんに、、、耳鼻科医的な視点
先日とんねるずの石橋貴明さんが食道がんであることを公表しました。とんねるずというと院長の世代はまさにストライクの世代であり、とんねるずの生でダラダラいかせて、とんねるずのみなさんのおかげでした、ねるとん紅鯨団など数々のバラエティ番組に笑わせてもらいました。最近だとユーチューブに活動の場を移していますが、毎年恒例の「スポーツ王は俺だ」などスポーツ特に野球への造形が深いことでも有名ですよね。MLBでも石橋さんは超有名人であり、大谷翔平の観戦にいくと石橋さんがメジャーリーガーにサインを求められるみたいです。メジャーリーグ2 でタカ・タナカを演じたのがきっかけみたいですね。
そんな石橋さんですが食道がんとのことです。一般的にタバコ、アルコールが原因の一つと言われています。耳鼻科が治療する疾患ではないのですが、たまに遭遇するものでもあります。耳鼻科がみる食道がんの症状としては「嚥下困難」と「嗄声(声がれ)」があります。飲み込みづらいとき、いきなり消化器内科に行く人は少ないようで、まずは耳鼻科に来ることが多いです。耳鼻科のファイバーは胃カメラとは違いすぐできるので検査が可能です。耳鼻科のファイバーで食道がんをみつけることは困難ですが、「食道がんかも??」と疑うことは可能です。もう一つは嗄声です。食道がんになると声帯の麻痺を起こすことがあり、症状として嗄声(声がれ)がでる場合があります。嗄声で耳鼻科を受診し、頸部・胸部を調べていたら癌が見つかったという事例は比較的よく遭遇します。
繰り返しになりますが耳鼻科で食道がんの診断・治療はできません。ただ「そうかもしれないから・・・」とアドバイスすることはな可能です。幸い当院の周辺には消化器内科の先生方が多く開業していらっしゃいます。こじま内科クリニック、神長クリニック、笠原中央クリニック、佐藤消化器内視鏡クリニック、金敷内科クリニック、桜の郷クリニックなどなど。消化器内科群雄割拠のような地域です。
どんな癌でも早期発見は大事なポイントです。飲み込みづらい(+痩せてきた)などあれば医療機関の受診を強くおすすめいたします!

2025/03/14
スギ花粉大量飛散!!コロナもまだいますよ~
3月に入り花粉症が最盛期にはいった感じです。今年は2月初旬から早めに症状がでたひとと、3月にはいってから急に症状が出た人に二極化している印象です。原因は全くもって不明ですが、3月まで症状が出なかった方は「今年は油断してました~」っていう人が多いです。ニュースなどでは今年の花粉の量は多いと言われていましたが、根本的に今の若い方はテレビを観ないらしいので、その情報すら届かないのが現状です。今日も花粉症の患者さんが中心になりそうですが、毎年しつこい位言っていますが「症状がでてから、慌てて受診して薬を飲んでも遅い」です。当院でも開院依頼初期治療を指導しておりますが、患者さんの1~2割程度くらいしか守っていないのが現状です。昨日はお休みでしたので大洗にいってきましたが、スギ林から黄色い雲のようなモノがふわふわ飛んでいくのが見えました。大量飛散が今後も続きそうです。
今回のブログの主題は花粉症ではなく新型コロナウイルス感染症です。地味に増えてきています。熱が出ない咽頭痛を主訴とするコロナもあり、発熱外来だけでは対応できていない状態です。特徴的なのは尋常ではない咽頭痛があるにも関わらず、扁桃炎などの所見はなく異常に咽頭粘膜が腫れているような人です。院長が診察して「これは怪しい」と思った患者さんのみ抗原検査を実施しておりますが、かなりの高確率でコロナ陽性です。患者さんにそのことをお伝えすると「え!!コロナなんですか?」とびっくりされます。コロナが話題に上がることはここ1年くらいないですが、普通に市中にいますし、患者さんも普通にいます。単なる風邪といってしまえばそれまでですが、一応指定感染症であり、高齢者がかかるとやはり面倒です。当院では主訴が咽頭痛の方には看護師が事前問診を行い、必要に応じて検温や車待機をするなどの対応をしております。極力院内にコロナウイルスを持ち込ませないようにするための対応ですのでご協力よろしくお願いします。

2025/02/17
第22回北関東摂食・嚥下研究会に参加してきました!
2月16日宇都宮で行われた第22回北関東摂食・嚥下研究会に参加してきました。地味に世話人をやらせていただいている研究会です。今回のメインテーマは「病院歯科」であり、周術期や脳卒中患者の口腔ケアなどを行うことにより、入院期間の短縮や病院の売上にまでつながる話を3時間にわたり拝聴してきました。特に東邦大学大森病院の関谷先生の講演では、耳鼻科医が積極的に嚥下内視鏡検査を行うことで、かなり病院の嚥下機能評価ができるようになったとあり、耳鼻科医が積極的に嚥下に関わる必要性を改めて痛感しました。
残念ながら茨城県は耳鼻科医があまり積極的に嚥下に関わっていないのが現状であり、歯科の先生が頑張っているのが実情です。ただ耳鼻科医は日々の診療で使っている喉頭ファイバーで嚥下の状態をリアルタイムで評価することが可能であり、これは言語聴覚士や看護師さんができない技術です。ほぼ同時期に世話人となった茨城県立中央病院の西村先生ともかなり熱く語り合うことができました。一開業医なのでそれほどパワーはありませんが、何かしらの形で茨城県に貢献できればばな〜と思っております。たまにしかいかない学会ですが、行くとやはり刺激になりますね。
嚥下機能評価は耳鼻科医の得意分野です。少しずつですが症例を増やしていければな〜と思っております。

2025/02/04
風邪に抗菌薬は効きません!!
先日このような記事がネットに掲載されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aced0a75d997dad0722317d2b9daa8565f59067

内容は非常に分かりやすく、是非とも皆さんに読んで貰いたい内容です。未だに「風邪といわれて薬貰ったけど治らないので来ました」という患者さんの処方内容を見るとレボフロキサシンとかセフカペンとか、色々抗生剤を処方されていることが散見されます。風邪の一部は確かに細菌感染によるものであり、抗生剤を処方することが絶対駄目とはいいませんが、確率論からしても9割方間違いのことが多いです。未だに抗生剤神話とも呼ぶべきものが残っているような気がします。患者さんの中にも「抗生剤下さい」とあからさまに要求する人もいるくらいです。昨今、抗生剤の品不足が叫ばれて久しいですが、適切に利用していればそれほど品不足になることはないのかな~と思っています。

じゃあ、いわゆる風邪を引いた場合はどうすればよいのか?究極的には風邪を治す薬は無いので寝ているしか無いんです。病院にきても魔法の薬は無く市販薬とほぼ同程度の薬のみしか出せません。漢方薬を適切に使うと、治るまでの期間を大幅に短縮することも可能ですが、「粉薬のめない」とか「漢方は長く飲まないと効かないんでしょ?」みたいなイメージもあり、なかなか普及されていないのが現状です。テレビでもユーチューブでも何でもいいので、誰か情報発信してくれないかな?と思っている次第です。

2025/01/24
超私的な疾患解説〜好酸球性副鼻腔炎〜
先日ユーチューバーのHIKAKINさんが好酸球性副鼻腔炎になり手術もしたとのことでYahooニュースにもとりあげられていました。副鼻腔炎というと主に細菌感染によって汚い鼻水が出る「いわゆる蓄膿症」が一般的ですが、好酸球性副鼻腔炎というのはかなり性質が異なります。一言でいうならば「アレルギーが主体となっておこる副鼻腔炎」です。膿のような汚い鼻水はでませんが、膠(ニカワ)のような粘度の高いオレンジ色っぽい透明な鼻水がでます。炎症の主体は篩骨洞という目と目の間にある副鼻腔であり、嗅覚障害が強く出ます。一般的な副鼻腔炎の治療はマクロライド系の抗生物質の少量長期投与を行い、治らなければ手術ですが、好酸球性副鼻腔炎の場合は手術が積極的に行われる疾患です。好酸球性副鼻腔炎の面倒なところは、手術しても術後治療をしないと再発してしまうことであり、再発予防のために定期的な通院に加えて、抗ロイコトリエン薬の内服、点鼻ステロイド、鼻洗浄を続ける必要があります。どうしても再発を繰り返す症例もあり、以前はかなりコントロールの悪い症例もありましたが、最近はデュピルマブという薬ができてからはかなりコントロールがよくなっています。デュピルマブは非常に高価な薬であり、継続使用するにはそれなりのお金が必要となりますが、難病指定を受ければ治療費を抑えることができます。
じゃあ、「自分はアレルギーもあって副鼻腔炎もあるから好酸球性副鼻腔炎?」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。好酸球性副鼻腔炎の診断基準はかなり複雑であり摘出したポリープにどれくらい好酸球(白血球の一種)があるかとか、CTでの所見がどうとか色々あります。一般開業医での確定診断は困難なことが多く、CT検査および病理検査ができるような施設に限られることが多いです。
当院でも若干名ではありますが、他院で手術をした好酸球副鼻腔炎の方が通院されており、みなさん再発なく経過しております。難病ではございますが、ちゃんと治療を継続すれば大半の方が大丈夫な疾患です。HIKAKINさんがどういう状況かはわかりませんが、うまく疾患と向き合い治療を継続されることを願っております。

当院の特徴

01.

耳鼻咽喉科専門医としての診療

FEATURE.01
耳鼻咽喉科専門医としての診療
02.

当院で可能な検査

FEATURE.02
当院で可能な検査
03.

漢方医としての診療

FEATURE.03
漢方医としての診療

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院長紹介

ようこそ当院のホームページへ

なのはな耳鼻咽喉科のホームページへようこそ。

当院のモットーは「ちゃんと診察・ちゃんと診断」です。対面診察にとことんこだわっています。
耳鼻咽喉科一般診療に加えて、頭頸部外科医としての経験を生かし、頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の診断を行っております。
手術適用となった方は、近隣の医療機関への紹介も行っております。
また西洋医学では治療困難な漢方治療にも力を入れております。
「原因がわからない」「年だから治らない」と言われた方に対しても、漢方治療が有効的なケースが多々ございます。西洋医学的所見と漢方医学的所見を総合し、一人一人にあったオーダーメイドの治療を提供させて頂きます。

当院は第2種協力指定医療機関であり、受診の有無にかかわらず発熱患者の受け入れを行っております。

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