またまた抗生剤のお話
コロナやインフルエンザがいまだに流行しており、発熱外来も常に満員の状態です。そんななか扁桃炎などでの受診も増えてきた印象です。扁桃炎などになると抗生剤を処方されるケースが多いのですが、それを飲み切らない人が多数いるようです。治ったからいいや~と思うのかもしれませんがそれは大きな間違いです。特に耳鼻科で頻用されるペニシリン系やセフェム系はTAM(Time above MIC)が大事であり、最少発育阻止濃度(=有効血中濃度と捉えてもOK)が長ければ長いほど効きます。医師は5日分とか7日分とか適当に出しているように見えますが、ちゃんと症状と炎症の程度から必要な日数をだしています。なので…飲み切らないとダメです!!中途半端に飲むと、耐性菌を生み出します。かなり前のブログでも書きましたが、薬剤耐性菌は今後世界的な問題になるといわれています。たかが抗生剤とは思わず、医師の指示通りの内服をつよ~くお勧めします!!!