いろんな薬が出荷制限となっております
水戸市内では夏休みが終わり、本日から学校!というご家庭も多いのではないでしょうか?新型コロナウイルス第7波は収まる気配は無く、水戸市内でも毎日300~500人が陽性として報告されております。茨城県は全数把握をやめるという方針のようですが、全国一律にするとも岸田総理がおっしゃっているので、また方針が変わるかもしれません。
ここからが本題ですが、コロナ関連の薬が軒並み出荷調整となっております。有名どころで言うと解熱鎮痛薬であるカロナールですが、最近では咳止めであるメジコン、アストミン、抗炎症薬であるトランサミンが出荷調整となり在庫確保が難しくなっております。新型コロナウイルスの軽症例については未だに有効な薬というものがなく、対象療法が中心となりますので、咳止めや抗炎症薬がなくなるのは死活問題となっております。当院の門前薬局でも可能な限りの在庫確保をして頂いているようですが、当院では代替薬として漢方薬も用いております。粉薬で飲みづらいとか色々あるかとは存じますが、学会でも柴葛解肌湯が有効と発表されたように、漢方薬も馬鹿にしたモノではありません。
まだまだ大変な時期が続きますが当院では発熱外来を別棟としてもうけて、万全の感染対策で診療を行っております。発熱の方もそうでない方も安心して受診できる環境を整えております。受診控えもあるようですが、受診が遅れると治療が遅れて治るモノも治らなくなります。よろしくお願いします。